2005年度 労働法ゼミの記録

*このページは、2005年ゼミ生によって作られたブログの文字情報を編集して保存したものです。

2005年4月12日(火)

第1回 労働法ゼミ

労働法ゼミの係が決定しました!
合同合宿実行委員…片瀬、前橋
コンパ幹事…則武、糟谷
ゼミ旅行…王、永田
ホームページ…河口


2005年4月19日(火)

第2回 労働法ゼミ

『セクシャルハラスメント』で、ゼミ発表のロールプレイングをしました!
2005年4月26日(火)

第3回 労働法ゼミ

合宿の候補日 9月1日〜16日の平日
合宿のテーマ候補
1、育児休暇
2、セクシャルハラスメント(シーン6)
3、病気による解雇(シーン32)
4、均等法について
みんなのゼミ発表の日程が決まりました!
5/10 鈴木(シーン35・始末書提出と懲戒解雇)
     小倉(シーン8・嫌煙権と就業規則)
5/17 貝谷
     糟谷
5/24 片瀬・前橋(賃金格差について)
5/31 則武
     藤田
6/7  杉本・曽根・永田(シーン25・育児休暇について)
6/14 張・折笠
6/21 岡本・王・河口(シーン32・病気による解雇)
6/28 伊神
     今村
7/5と7/12 合宿のテーマについて
2005年5月10日(火)

第4回 労働法ゼミ

今日は、鈴木君のシーン35「始末書提出と懲戒解雇」と小倉君のシーン6「嫌煙権と就業規則」についてゼミ発表がありました。
鈴木君の発表では、特に懲戒解雇についてポイントがあり、どのような場合に労働者は解雇されてしまうのかというところに論点が集まりました。
小倉君の発表では判例を使い、社内で禁煙となった時、分煙にするべきかまたそのお金は誰が支払うのかが、論点となりました。
次回は、糟谷君の「内定と内々定」と貝谷君の「不払い残業」のゼミ発表があります。

2005年5月17日(火)

第5回労働法ゼミ

貝谷君と糟谷君の発表がありました。
 貝谷君の発表は、「サービス残業」についてでした。ロールプレイングでタクシーの運転手が一定の歩合と水揚げ高以外に何も給料を貰っていないとき、深夜料金の割増賃金の支払請求をした事例を取り上げていました。また、残業が認められるポイントについて、詳しく紹介されていました。
 糟谷君の発表では、シーン1の「内定と内々定」で、会社側から内定(内々定)をもらっているのに、取り消されてしまった場合、その行為は有効かどうかということが、議論されました。内定と内々定によって、その取り扱いにずいぶん差が出てくることが、よく分かりました。

2005年5月24日(火)

第6回労働法ゼミ

前橋君と片瀬君のゼミ発表がありました。
 前橋君のゼミ発表はシーン9の「非正規社員の賃金格差」でした。パート労働者の定義や、同一価値労働同一賃金の原則について議論し、今後の課題についても触れられていました。
 片瀬君のゼミ発表では、「石崎本店事件」についての発表がありました。石崎本店事件以外の判例の紹介と、それについてのコメントがありました。

2005年5月31日(火)

第7回労働法ゼミ

藤田君と則武君のゼミ発表がありました。
 藤田君の発表は、シーン3の「労働者の損害賠償請求」でした。労働者は仕事上の責任をどこまで取らなければならないのか?身元保証人の責任の範囲はどこまであるか?が議論のポイントとなりました。判例では、使用者(会社)側にかなりシビアな結果となったものが多かったような気がします。会社が保険に加入しているのかどうかも、判例の中では重要視されてきました。
 則武君の発表はシーン27の「過労死の労災認定」でした。判例では死亡と仕事の関係が争われています。過労死の判定はいろいろなところで見解が分かれており、一概には言えません。しかし、労基法では定められた時間以上の残業を使用者が労働者に課した場合、裁判ではそのことが重要とされてきます。現実、労基法が定める残業時間以上の仕事をしている社会人はたくさんいるので、この過労死の問題は、まだまだなくなりそうにはありません。


2005年6月7日(火)

第8回労働法ゼミ

永田君、曽根さん、杉本さんの三人の合同発表でした。
シーン45の「雇い止め」(育児休業法)についてでした。育児休暇をとろうとした際、それを理由として仕事上で不利益をこうむる、特に男の育児休暇がとりにくい、使用者側からも、育児休暇を認めにくい・・・「配転、解雇、昔から日本にある慣習など」がからんで、とても深い内容になっていたと思います。

2005年6月14日(火)

第9回労働法ゼミ

今回の発表は張さんと折笠さんでした。張さんの発表は、シーン6の「セクシャルハラスメント」でした。具体的な判例やセクシャルハラスメントに関わる法律が特に取り上げられており、合宿で南山大学がセクシャルハラスメントを発表する対抗としての基礎知識が、充分に書かれてあったと思います。
折笠さんの発表は、シーン49の「労働者の意義と労災保険」でした。労働者の定義や労災保険についてかかれており、特にL&S従業者、また車持ち込み運転手は労働者として取り上げられるのか?また、安全配慮義務に関する事例など、とても細かく書かれてありました。レポートの枚数も多く、とても内容の濃い発表だったと思います。

2005年6月21日(火)

第10回 労働法ゼミ

今回の発表は、王さん、岡本君、河口の三人でシーン32の「病気による解雇」でした。この問題では解雇をされないための方法としてに配転が特に関わってきました。その代表的な事例として東亜ペイント事件をあげ、また病気にかかってしまったときのために、病気休暇の種類やどのようなときに取れるのかといった方法について、レポートにしました。

2005年6月28日(火)

第11回 労働法ゼミ

今回の報告は、今村さんと伊神さんでした。
今村さんの発表は、シーン25の「妊娠中の規制緩和と深夜業」で妊娠した女性のための労働上の取り扱いについて書かれてありました。具体的な紛争例をはじめ、妊娠中の女性を保護するための条文や、様々な制度、また外国の出産保護制度についてなど、いろいろな視点から妊娠中の女性の保護について書かれてありました。
伊神さんの発表は、シーン5の「男女雇用機会均等法」でした。男性と女性での職業訓練の違いは差別に当たらないのか?また募集の段階で男性のみまた女性のみと言った、限定的な募集をかけていいのか?などいま自分たちのとても身近な問題についてかかれてありました。またロールプレイングでは外国の判例がとりあげてありました。

2005年8月2日(火)

テスト後の飲み会

今回は、片瀬君の知り合いのお店で飲み会を実施しました。お好み焼き食べ放題とドリンクも充実しており、とてもよかったです。柳澤先生も顔を出してくれたので、ゼミ内の交流がさらに深まったと思います。

2005年9月5日(月)

ゼミ合宿について@

名古屋大学さんと南山大学さんと合同で長野で1泊2日の勉強合宿を行うことになりました。
日程
8:00   名駅集合
10:00すぎ 現地到着
11:00   発表@名城大学
12:30   昼食
13:00   発表A南山大学
15:00   休憩
15:30   発表B名古屋大学
18:00   食事会
名城大学‥「育児休業について」 
名古屋大学‥「ニートとフリーター」
南山大学‥「セクシャルハラスメント」について各大学調べてきました。

2005年9月6日(火)

ゼミ合宿についてA

名城大学では、
「育児休業」‥永田、糟谷、則武、杉本、曽根、折笠
「セクシャルハラスメント」‥伊神、今村、張、河口、岡本
「ニートとフリーター」‥片瀬、前橋、藤田、貝谷、鈴木
、小倉
で、各自グループにわかれ、ゼミ合宿のための勉強をしました。ちなみに、二日目は各大学との交流を深めるために、球技大会(バレーボール)が行われました。書ききれないので、書く場所を次の日にします。

2005年9月7日(水)

ゼミ合宿についてB

各大学とも、ゼミ発表は素晴らしいものでした。それぞれの大学の個性が出ていましたし、名城大学も名城大学の個性が出ていました。3大学でロールプレイングを行ったことは、全部の大学がその話題に入り込めるので、とてもよかったと思います。また大人数でやったことから、様々な意見が聞けたことが、とても面白かったです。
南山大学も名古屋大学も中身がとても濃かったので、とても勉強になりました。
また、夜のバーベキューでは、他大学の学生は勿論、柳澤先生や南山大学の唐津先生、名古屋大学の和田先生と、色々な方と話をできとてもいい体験となりました。

2005年10月18日(火)

後期 労働法ゼミC

今回は、ゼミ合宿の反省会、ゼミ論文についてのミーティングを行いました。次回講義での、ゼミ論文の構成の発表は、曽根さん、永田君、河口の三人です。
あと、ホームページの更新遅れてすみませんでした・・                        河口

後期 労働法ゼミD

今回のゼミでは、
永田君・・・「諸外国と日本の育児休業法を比較して」
曽根さん・・・「育児休業法におけるジェンダー」
河口・・・「アメリカでの病気による解雇の扱われ方」
についての、ゼミ論文の構成が発表されました。ゼミ論文のテーマが多少、重複してしまう人もいて、その調整が必要となってきそうです・・。
次回のゼミは、張くん、岡本君、王さんのゼミ論文の発表です。また次々回のゼミ発表は、折笠さん、伊神さん、今村さんの3人に決まりました。

2005年11月1日(火)

後期 労働法ゼミE

今回は岡本君と張君の発表となりました。
岡本君・・・「病気による解雇について」
張君・・・「中国におけるセクハラの分析と法律の動き」
についての論文構成の発表がありました。
次回は、伊神さん、今村さん、折笠さんの三人の発表です。

2005年11月8日(火)

後期 労働法ゼミF  

今回は伊神さんと今村さん折笠さんの発表がありました。
伊神さん・・・「男女雇用機会均等法における間接差別について」
今村さん・・・「妊娠した労働者のための法制度について」
折笠さん・・・「労災保険の適用と特別加入制度について」
の発表がありました。また、レポート提出日は1月11日〜12日です。ゼミ論文係は、岡本君に決定しました。
次回の論文構成の発表は、片瀬君、前橋君、糟谷君です!


2005年11月15日(火)

後期 労働法ゼミG

今回の論文構成の発表は、糟谷君、前橋君、片瀬君の3人でした。片瀬君は「採用の内定と内々定について」、前橋君は「パート労働者と正社員の賃金格差」、片瀬君は「賃金問題(ノルマ有)」についての論文構成の発表がおこなわれました。3人の内容全部が、とても今の自分に身近な問題でありとても興味がもてました。
次回の論文構成の発表は杉本さん、貝谷君、藤田君の3人です。

2005年11月22日(火)

後期 労働法ゼミH

今回は、藤田君、貝谷君、杉本さんの発表でした。
藤田君・・・「労働者への損害賠償請求」、貝谷君・・・「時間外労働の割増賃金と時間外労働の義務」、杉本さん・・・「育児休業法について」
次は、則武君、小倉君、鈴木君、王さんの4人の発表となりました。そろそろ、11月も終わりを迎え、ゼミ論文に就活、授業では中間テスト、あと忘年会など色々なイベントがあります。ゼミ論文も早目から手をつけてこの忙しい時期を乗り切りましょう!あと僕も論文構成で変更点があるので、次のゼミで時間が余ったら発表したいです。  

後期 労働法ゼミI

今回のゼミでは、王さん、則武君、鈴木君、小倉君の4人の発表でした。王さん・・・「病気による解雇」則武君・・・「過労死の労災認定」鈴木君・・・「公務員の労災認定」小倉君・・・「職場の喫煙について」それぞれの論文構成の発表がありました。今回で全員の発表が終了しました。一つの冊子にして完成させるため、1人、1人の論文の提出の時期が早まりました。来週には論文の手直しに入ります。まだ僕もほとんどまとめていないので、かなり、追い込まなければいけない時期に入ってきました。忙しい時ですが、頑張って乗り切りましょう!
巻頭の言葉(ゼミ論文集より抜粋)

 この専門演習(ゼミナール)は、私が名城大学に赴任して2年目のゼミである。今回は、やる気に満ち溢れた第1希望者が8名であり、さらには第2希望者が約2倍の競争率となったため、そのうち10名のみが採用され、総勢18名となった。これだけ多くのゼミ生の、それぞれの「個性」を把握するまでには、私にも色々な苦労があったが、それぞれが何か光り輝く「能力」を持っていたように思う。
 昨年も行った「三大学の合同合宿(名古屋大学&南山大学)」については、ホリエモン流に言うならば「想定外の範囲外」のトラブルも巻き起こったが、往々にして予定通りに進まないのが「現実社会」なのである。この合同合宿での報告は、昨年に比べると、格段に良くなったように思う。名大の和田先生からは、極めてレベルの高い抽象的な質問をされたが、なんとか答えてやろうとする報告者たちの姿勢には、感服した次第である
(注:南山の唐津先生は飲み会からの参加だったため、各大学の報告時には不在であった)。兎にも角にも、他大学との交流を楽しむことができたようであるから、これからは、名城大学・労働法ゼミの「名物行事」になっていくことを願うばかりである。来年度も、しっかりと計画を練って、再び成功させて欲しい。
 そして、ここに全員がゼミ論文を提出し終えるに到り、担当教員としてようやく安堵している次第である。だんだんと殺伐とした世の中になりつつあり、皆さんは辛い人生の「壁」に衝突することもあるだろう。そんなときこそ、この労働法のゼミで学んだ「英知」と「勇気」を忘れることなく、僅かでも前へ進んでいって欲しい。それでも耐えられないほど辛いのであれば、私でよければ悩みを聞いてあげよう。
 これから皆さんの成績をつけるが、昨年同様、全員に「優」を贈ろうと思う。そして、未来の雇用社会を支える、若き労働者達に永遠の「光」あれっ♪


10号館の研究室で「これぞ!長崎ちゃんぽん」を食べながら 柳澤 武(30歳)