昔・修験者の行場巡り

暑い夏!の休日ウオーク2004.7.19・晴
場所:
(京都府相楽郡和束町=といっても、宇治田原町との境の山)
鷲峰山(じゅうぶさん)(標高682m)
山頂にある金胎寺の「行場」

だるかったり、用事があったり、なかなか気が乗らなかったりで
久しぶりのウオーク、ウオーク。(笑)
電車やバスで行くと、とても不便やし、何より道中が暑い。(-_-;)
ということで、境内下の道まで車(husの車・husの運転)で行く。

実はここ、去年の9月にも家族4人で来たのですが、
一番ごつい岩(小鐘掛の先)がどうしてもあがれなくて、
husに上から引っ張り上げてもらった事がずーーーっと心残りだった。
悔しいけど、怖いから二度と挑戦は嫌!って言ってたけど、
今日なら 人も少なそうやし、何より静けさと滝に惹かれ、
思い切って再挑戦する事にした。

国道307から和束町方向に道を入るとだんだん山が近づき、
斜面に見えるお茶畑の緑が丸い曲線と共に目に優しく、心がふくらんでくるのを感じる。
くねくねの道が細くなってからはCDも止め窓を開け、
カーブミラーをしっかり見る。ちょっとスリルがあって楽しいドライブ気分。
こういうところでは必ず鶯が
「ケキョケキョ、ケキョ...ホーホケキョ...よう来たね」って声をかけてくれるのが又、楽し。

◆金胎寺山門
(*金胎寺へは山門手前左に上がっていく道がある)
山門をくぐった境内に行者巡りの看板↓や歩いた人たちのスナップ写真が貼ってある。
(4キロ2時間と書いてあるとおり、私たちもピッタシ2時間行程でした。)

とりあえず、荷物は極力持たず、入山料一人300円を箱に入れ、
かわらけ投げのお皿5枚200円を手にし、
入ったすぐ右手の観音様?にお賽銭を入れて無事を祈り(オーバー?)いざ出発。
   かわらけ投げ    西覗    五光の滝
小鐘掛〜回り道 ふぅ〜一番でっかい岩、自分で上れたよ!

小鐘掛の先、難関の大きな岩には赤ペンキで丁寧に
右足、左足、右手、左手をかける場所が印されているのですが、
いかんせん、私の手足じゃ遠いのだ!怖〜い!(苦笑)
でもね。自分で上がりたい!
何度も深呼吸(またまたオーバーかな)
で、その横の少し低い岩、そこには足をかけるくぼみはなかったけど、岩と岩の細い隙間に
足をかけ、
手が岩の上にかけられたので、満身の腕の力と迫り出た強い腹の力を
使ってずりずり、自分の力ではい上がれた!
やったぁ〜大、大満足!
たった4キロの行程にいろんな要素が組み込まれて
大人のフィールドアスレチックって感じもあるし、滝の下ではマイナスイオンも
沢山もらえるし、自然の中で自分が生かされているって
何となく感謝出来るいいコースだと思う。又来たいな。

注):一人では入山しないようにって書いてあります。
一人で行く人もいるけど、たぶん、その道達人系。
=================================

**鷲峰山(じゅうぶさん)の山頂付近は、7世紀末頃、
役小角(えんのおづぬ)=山岳修行者で、修験道(しゅげんどう)の開祖として
山伏たちに崇められている人物=によって
開創されたと伝えられる金胎寺(こんたいじ)を中心に山岳霊場の地として、
古くから自然が保持されてきた所。
 この山の東方斜面は金胎寺の行場となっており、奇岩怪石が多い。

*修験道(しゅげんどう)
自然の霊気の中で修行を積むことにより、人間の本能的欲望を断ち切り、
即身即仏の境地に達しようとする実践実修の宗教、のようです。


トップへ戻る      ウオーキングコンテンツへ戻る