/lab/izumit//Myself:Study


□研究□

 現在,田園調布学園大学の専任講師というポストにあります。担当講義は「社会保障論I」,「くらしと経済I・II」「ビジネス入門I・II」といったものです。非常勤講師を務める千葉商科大学では「情報基礎」,「応用情報処理」といった講義を担当しています。

 大学教員の場合,必ずしも研究内容がそのまま講義科目というわけではありません。ですから余技の範疇であっても,他に適任者がいなければ担当するということもあります。最先端なあるいはニッチな研究をやっていればいるほど,学部学生対象に講義するのにふさわしくない内容になってしまうということもあります。基本的な知識や理論も知らないのに,その批判だけを展開するのは教育とは言えないわけです。

 私自身の専攻テーマを問われると,一般的には「社会保障政策」,研究者的には「経済学をベースにした社会保障政策」と答えます。経済学領域だけなら,「社会政策のうち社会保障論」と答えるのですが,政策研究者の領域は広くて様々な分野の人々が関わっていますので通じる言葉を選ぶ必要があります。テリトリーとしては,一般的な経済学や情報処理教育も入ってきます。

 具体的なテーマとしては,介護保険制度を扱っています.特に要介護認定のあり方について情報通信技術の活用を含めた方法論を研究しています.最近は,保育についても扱い始めています。機関補助ではなく利用者補助への転換が必要だと考えています。詳しくは,Studyに.

□□

最新出版のお知らせ
 2003年9月,出版が延び延びになっていた『アジアの社会保障』が出版されました。私は「ベトナム・カンボジアの社会保障」及び「資料統計編」を担当しています。
広井良典・駒村康平編著『アジアの社会保障』東京大学出版会,2003.9


 2003年12月に,タートルの会(中途視覚障害者の復職を考える会)編の『中途失明II』が出版されました。このうち第5章2節に「IT活用により広がる職域 (パソコンの活用、ネットワークの活用、ナレッジワーカーを目指す、技術職の可能性、限界と課題)」を寄稿しています。NHKテレビをはじめ,各メディアでも好意的に紹介してもらっており,評判は上々のようです。お求めは出版元の(株)大活字まで。

中途視覚障害者の復職を考える会編『中途失明II』大活字,2003.12



(以下旧作について)

表紙  ちなみに1998年になって,私も処女作が出ました.な〜んて言ったら怒られそうなのですが,指導教授の丸尾直美先生にスペースをもらって原稿を書き,共同執筆者として名前を載せてもらいました.たった7ページなんですけどね.ちなみにもう一人の編著者である加藤寛先生は政府税調会長(任期満了でお辞めになるそうですが),あまりにも有名です.加藤先生が所長,丸尾先生が副所長を務められる第一生命ライフデザイン研究所の研究員の方々を中心に執筆されました.

加藤寛・丸尾直美編著『福祉ミックス社会への挑戦』中央経済社,1998.9

福祉ミックスの設計
 2002年3月には共同執筆で一章「医療・介護におけるIT化」を担当させてもらった本が有斐閣から出版されました。
加藤寛・丸尾直美編著『福祉ミックスの設計』有斐閣,2002.3

その他,日本社会事業大学の京極学長のお手伝いをした本があります.

京極高宣『介護保険の戦略』中央法規出版,1997.6
京極高宣『少子高齢社会に挑む』中央法規出版,1998
京極高宣『社会福祉学小辞典』ミネルヴァ書房,2000
京極高宣『この子らを世の光に』NHK出版,2001

Myself Study Essay Computing Bookmark
index