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□英国ドライブ2□

 ストーンヘンジを後にして,A303からバースに向かうA36へ合流するために走ります.バースは,ローマ人の作った風呂(温泉)が有名で,bathの語源になった街です.丘陵地帯のアップダウン有り,ワインディング有り(同乗者がいたので無理はせずコンフォート優先でした)で楽しく走りました.途中で鹿注意といった標識も見かけるのですが,戦車注意という変わった標識もありました.どうやら近辺に陸軍の基地があったようです.

 無事A36に合流すると,ほぼ時間と速度と距離で計算できる通りにバースに到着しました.英国全体の地図とロンドン市街地地図,そして地球の歩き方しか持っていない我々は,バースの市街がもうひとつわかりません.とりあえず観光バスにくっついて走っていると市の中心部に到達して,近くの公営駐車場に停めることができました.パーキング料金機に払うとステッカーが発行されるので,それをクルマのウインドウの内側に貼りつける方式です.

 徒歩で歩行者天国のメインストリートに足を向けると,有名ブランド店や大手飲食チェーン店が並んでいてバースがかなり繁栄している街であることがわかります.メインストリートに並行して流れる河の芸術的な堰を眺めた後,ローマ風呂に向かいました.

 ザクソン人の侵入により,ローマ人の作った都市は機能しなくなった訳ですが,観光資源として現在も残されているのは驚異的です.もちろん,当時のものと継ぎ足しされたものとの混合物が見られるのですけれども.


チケット売り場の前で入場規制していました.ここでオーディオガイドという長さ40cmくらいの棒状の機器を借ります.日本語もあります.

チケット売り場の天井がドームになっていて,シャンデリアが下がっています.

入り口からすぐのバルコニーからローマ風呂を眺め下ろしたところです.

円柱によってバルコニーが支えられています.

バルコニーの上は空ですが,ローマ時代には屋根がかかっていたそうです.アーチ状にみえるのは木造から作り直した石造りの屋根の一部が展示されています.

19世紀にローマ風呂を観光資源にしようとしたバースの街が歴代のローマ皇帝の像をバルコニーに設置しました.右側に並んでいるのがそうです.

ローマ風呂から壁を隔てたところに温泉の源泉があって,金属のパイプを通じて風呂に供給されています.消毒されていないので飲まないようにと案内がありました.

ローマ時代,この風呂の評判は飲用としても高く,需要に応えるために温泉をくみ上げるポンプ室まで作られました.ちなみに,飲用できるようにした温泉水をそこで売っています.

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