/lab/izumit//Essay


□北海道ドライブ5

 函館2日目は夜にフェリーに乗ることになっています。真菜は体調不良のために寝込んでいますので,お出かけイベントはできません。紗菜だけはちょっと不満そうです。前日,長時間高速走行をしているとオイルチェックの表示が出ることがあり,走行距離から言ってもそろそろオイル交換の時期が近づいていたので,函館ヤナセの場所を調べてオイル交換に出かけました。出かけたがっていた紗菜を連れてです。但し,30分の道のりのうち5分もせずに昼寝に入っていましたが。

 最近のヤナセの営業方針を反映して,函館ヤナセにもメルセデスベンツばかりが展示されていましたが,オペルアストラの整備は問題なくやってもらえました。ついてきた紗菜はオレンジジュースを出してもらって素直に喜んでいました。

 夕方,早退してきた"じじ"とともに海岸沿いの回転寿司店に行きました。東京では食べられない生たらばやぷりぷりしたウニなど堪能しました。真菜は一日寝て多少は快復したらしく,いくら,マグロなどを勢いよくほおばっていました。食べ終えるとここで"じじ"とはお別れです。青森行きフェリーの乗船手続きをしに函館港フェリーターミナルに向かわなくてはなりません。お土産調達のために函館駅前に立ち寄ります。ちょうど「函館港祭り」の最終日ということもあり,駅前にたどり着くのに交通規制を迂回しなくてはならず時間を食いました。

 函館−青森の東日本フェリーは,往路の八戸−室蘭に比べると設備が古くさい感を否めませんでした。これが同じ一等船室かと思うような状態で,たばこの吸い殻が残された灰皿がテーブルにあり,清掃すら行き届いていませんでした。約4時間の船旅に私以外は睡眠をとっていました。

 帰路は東北道青森ICから東北道を全線走破です。走り初めから降雨があり苦労しました。台風崩れの温帯低気圧が直撃しており,青森から仙台あたりまで集中豪雨的な降雨が何度かありました。轍堀れになっている箇所に水たまりができており,ハイドロプレーニング現象が度々起こりそうになりました。早めにESPという車両の向きを安定させるためにコンピュータが四輪の回転を制御する装置が働くので,スピンしたり路側帯に突入したりという最悪の状況には陥りませんが,多少は車体がふらついたりしますし,精神安定上よろしくありません。

 その上,かなりハイペースで走っている貨物トラックが左右に蛇行して走行しているのが見えました。察するところ,日付の変わった深夜に睡魔を抑えきれなくなったドライバーが半覚醒状態にあったのでしょう。多少まともに走っているように見える隙をついて追い越し,車間を大きくとって逃げました。自分の前に置いておくといつ事故に巻き込まれるか心配でしたので。

 仙台を過ぎたくらいから相方に運転を代わってもらいました。フェリーでも睡眠をとらず,ずっと高速道を運転してきたため,助手席に座るなり睡魔にやられて寝てしまいました。相方はペースを守って安全運転で北関東まで数時間運転してくれました。早朝に再び運転を交代して自宅までまっしぐらです。往復とも深夜の時間帯を走行したのは,相方の休日の短さだけではなく,ETC装着車の深夜長距離割引があったためです。今回は2割引くらいにはなっていました。前払い割引を加えれば,もっと割引率は大きくなります。

 東京外環道は朝の出勤ラッシュ時間帯に差し掛かっていました。このまま大泉ICに向かっても渋滞に巻き込まれることは明白だったため,和光北ICから降りて下道で自宅まで帰りました。多少の混雑はありましたが,午前8時半くらいには到着できました。平均速度は?内緒です。全旅程のトリップメーターを見ると約2400Kmでした。往復で半分以上を占めますが,北海道での時間当たりの移動距離は驚異的なものであったことが分かります。1日500Km程度の移動は問題にならないのでしょう。


Myself Study Essay Computing Bookmark

index