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幻のCATV常時接続
引っ越しを検討中にモデルルームなどを見て,家賃の割には造りがしっかりしている公団賃貸の先着順空き家募集物件が見つかりました.ケーブルテレビの回線でインターネット常時接続サービスを行っているタイタスAllnetの営業地域であることを確認しました.団地の管理人室や入居申込みを受け付ける総合案内所でもCATVが利用可能かどうか分からなかったため,地区の管理センターに後日問い合わせることになりました.
北多摩管理センター保全課 H.H氏の電話での応答はマニュアル通りというか,公団の名前が変わってもやっぱりお役所仕事であることを印象づけるだけに終わり,回答はNOでした.
私「インターネットの接続ラインとしてCATVを利用したい.」
H.H氏「テレビの共聴設備があるところでは原則として認めていないし,ほとんど居住者から希望も出ていない.他の団地を含めても数えるほどだ.」
私「別にテレビを見れなくても構いません.」
H.H氏「共用部分に設備が設置されるのは困る.」
私「ベランダから直接引き込めば共用部分にかからずに利用できるのでは?」
H.H氏「そうやって認めるとみんなが個々にベランダに引き込むような大変なことになる.」
私「先ほどCATVの利用希望は微々たるものだと言った口で,みんなが同調すると?」
H.H氏「・・・」
私「まったく合理的な説明になっていない.」
H.H氏「上からの指示でそういうことになっていて他の団地でも同じだ.入居してから団地自治会の総意として上げてくれれば検討するかもしれない.」
民間マンションはCATV利用可で付加価値をつけているというご時世に,空き室だらけの団地を埋めるちょっとした努力を怠る公団は,やはり税金どろぼうなのでしょうか...
結局その物件に入居したわけですが,NTTのIP定額接続サービスが多摩地区も対象地域とすることがアナウンスされたためです.