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□BlueNote東京□

 2001年9月3日,子どもらを妻の実家に預けて,久しぶりの夫婦だけのデートを楽しみました.とは言っても,妻の友人も一緒でしたが.小曽根真The TrioのコンサートがBlueNote東京で行われるのを聞いていたので,予約しておいたのです.

 小曽根真はニューヨークを活動拠点にするJazzピアニストで,Jazzの枠にとらわれない活動を展開している実力派です.J-waveというFM局にも番組を持っていて,毎週のように出演しています.この番組のスポンサーでもありますが,アサヒビールの黒生のCMでも知られているかもしれません.9月3日が東京での初日で,1週間ほぼ毎日2ステージというスケジュールにも関わらず,ずいぶん前から満席になっていましたので,人気のほどが知れます.

 BlueNote東京は南青山にあり,地下鉄表参道駅から歩いて10分弱といったところです.19時半開演のステージでは,17時半に開場となります.しかし,この時間に行っていたのでは良い席にはありつけません.確かに事前で席の数だけ予約を受け付けているのですが,指定席制ではないからです.BlueNote東京の会員ならば席をキープできるようですが,ここぞというアーティストだけを聴きに来る客にとっては関係ありません.どれだけ前から並ばなければならないか,それは何とも言えませんが,15時から番号付きの整理券が配布されますので,それに間に合うようにすれば良い席になると思います.

 我々は47番という整理券を持っていました.妻が15時ちょっと過ぎくらいに行ったらもらえた番号だそうです.エントランスを入ってB1Fに降ります.チケットカウンターやウェイティングスペースになっているところで開場を待ちます.妻の友人は仕事の都合で開場後に到着するということだったので,チケットカウンターにチケットを預けておきます.整理番号順にB2Fのホールに案内されます.ステージ前のテーブルはほとんど埋まっていて,サイドの一段高いエリアのテーブルに着席することができました.ドラムセット側とピアノ側と選べたので,当然ピアノ側です.

 BlueNote東京のホームページにはメニューが掲載されているのでわかると思いますが,かなりお高いです.カクテル類は\1000〜で,NYキュイジーヌの料理もそれなりです.まあせっかく遊びにきたのだからと2ドリンクずつくらい飲み,つまみやガーリックトースト,サラダ等々を食べました.一人当たり\4000くらいにはなっていたように思います.私が飲んだオリジナルカクテルでは,"So What"がお勧めです.

 コンサートが始まり,8月22日にリリースされたばかりのアルバム「So Many Colors」から演奏されていきます.正確には覚えていないのですが,"Bienvenidos al Mundo","Three The Hard Way","Asian Dream"など5〜6曲を演奏していたと思います.音楽はCDで聴けば十分だという考えの方もいるでしょうが,アーティストが目の前で演奏している姿を見ながら聴くのはやはり別物です.ベースのJamesが延々とアドリブを続けてピアニストとドラマーが顔を見合わせながら苦笑する姿や,曲に入り込んで陶酔しているドラマーの表情はコンサートでしか見ることができません.

 東京公演の初日だったせいか,有名人も何人か来ていました.ファイト一発な渡辺裕之氏や真中瞳さんなども見かけました.1stステージが終了し,一斉に客が出口のキャッシャーに並びました.ここは欧米式にテーブルで会計が済ませられれば良いのにと思った瞬間でした.人混みが一段落したあたりで席を立ち,帰ることにしました.B1Fのショップで「So Many Colors」とドラマーClarence PennのCD「Play-Penn」を購入しました.


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