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□ADSL「未」導入記□

 ADSLを導入したいと思っていろいろとやっているのですが,未だに導入に至りません。早くつながってほしいなぁ。

 ADSLというのはxDSL技術を利用した通信技術で,上り下りの速度を非対称にすることで広帯域通信(ブロードバンド)を可能にしています。しかも光ファイバーなどの最先端技術とは異なり,既存の電話線に使用されているメタル線で加入電話と共用できるという技術です。お隣,韓国では高い普及率を誇っていて,日本は国産技術の光ファイバーに拘ったために事業化が遅れた経緯があります。

 フレッツISDNという常時接続定額サービスを利用していましたが,いかんせん速度は64Kbps止まりです。最大1.5Mbpsもしくは8Mbpsのブロードバンドのサービスを利用してみたいと思い,ADSLを導入することにしました。最初は2001年7月に,ソフトバンクとYahoo JAPANが組んで大々的に始めたYahoo!BBというADSLサービスに申し込んでみました。しかし,本申し込みまで済んでいるにもかかわらず,ほっておかれたまま数ヶ月が経過しました。サポートメールは対応が悪いと聞いていましたし,電話窓口さえ無いYahoo!BBには愛想が尽きて解約処理しました。

 解約処理して1週間くらいでYahoo!BBから電話がかかってきました。「NTT局内工事が実施できます」...って言われても,もう解約処理したってば。全く内部でもステータス情報の共有ができていないなんて困ったものです。

 代わりに申し込んだのが,Asahi-netのADSL-8Aオプションでした。これはAsahi-netの接続オプションとしてNTTコミュニケーションズ系列のアッカ・ネットワークスのADSL-8Mbps接続を利用するものです。以前の回線調査で最初からISDNを設置している場合,ADSL共用にするためアナログ回線に戻すと電話番号の変更を迫られるということが分かっていましたので,別回線でADSL専用のラインを用意するタイプ2で申し込みました。

 申し込み時に収容局から1.3Kmという短い距離にあることが分かってうれしくなりました。ADSLの速度が収容局からの距離に依存していて,1.3Kmというのは8Mbps接続サービスを選択する価値がある距離だということを知っていたからです。

 こちらならすんなりとつながると思ったのに,そう簡単に問屋は卸してくれません。まず,別回線を用意するために,公団住宅は集合住宅だからNTTが工事しても良いという承諾書を送ってくれと言ってきました。公団住宅の管理事務所に問い合わせると,NTTには承諾書不要としていると回答がありました。さらにAsahi-net→アッカ→NTT→アッカ→Asahi-net→私という回りくどい経路をたどって,公団だから新線開設が不可能だという連絡が届きました。これは既に調査済みで,比較的新しい公団住宅に住んでいるために回線が2回線分既設なのです。それを伝えたのですが,やはり伝言ゲームになってしまうのか埒があきません。

 結局,私自身が数十分の話し中と保留にもめげずに116に問い合わせをして,技術的に既設回線が利用可能であることの言質を取って,やっと工事日程の調整にまでたどり着きました。はぁ〜,やれやれ。で,いつつながるんですか?>Asahi-net


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