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□海外旅行3□

 何かしら海外に行くとトラブルが発生することが多い.今から振り返ればどうでも良いことですが,禍転じて福となすケースもありました.

席がない→ビジネスクラスにアップグレード

 最初のスウェーデン行きには英国航空(BA)を使いました.このとき,ロンドンにストップオーバーした関係で,ヒースロー空港から成田への帰国便に乗るために2時間前にチェックインしようとしたら,席指定のないボーディングパスを渡されました.日本人の地上職員も無線機片手に走り回っていて,どうやら団体客でエコノミークラスが埋まって,フリーの個人客が後回しにされたらしいことに気づきました.

 ビジネスクラスとファーストクラスの客を待つために,チェックインカウンターの前から離れることもかなわずファイナルコールがかかるくらいまで待ちました.手書きで席が記入されて機内に入るとビジネスでした.席はフルフラットで寝られるし,食器はプラスチックではないし,アメニティもくれると,病みつきになりそうなくらいの待遇でした.

 しかし,私のちょうど後ろにいた老夫婦はかわいそうでした.3ヶ月も前から予約しているのにどうなっているんだと食ってかかるものの,無い席は無いのです.未だに同じようなひどい目にも良い思いにも出くわしていません.

ロストバッゲージ

 2回目のスウェーデン行きもBAを使いました.別にビジネスの良い思いをもう一度と期待したわけではありません.単に便数が多くて手ごろな価格設定だからです.ヒースロー空港で乗り継いでノルウェイのオスロに到着したところ,トランクが出てきません.夏とはいえ北欧の夜は10℃くらいに冷え込みます.そのときの格好は,Tシャツにサマージャケットでした.しかも,オスロに到着してからその足で夜行寝台列車に乗るつもりだったので,ホテルの予約も無い状態でした.

 BAはオスロからストックホルムに飛ばしている便がないから,オスロで連絡が付かなければ東京の自宅に送り返すとカウンターの職員は言います.ロストの兆候はヒースローでありました.オスロ行きのゲートがなかなか決まらず,そのくせ出発は定刻だったのです.寒い思いをしながら安いホテルを当たってみても満室ばかりで,クラリオン・クリスチャニアという日系資本のツインルームをシングルユースで泊まりました.朝食の部屋には炊飯器にご飯まで用意されていましたが,副菜までは気が回っていないようなので,パンをかじりました.

 日中,空港のカウンターに電話するも,今日来るか保証できないと言われて不安になるも,デパートでとりあえずセーターを購入して防寒対策をした.これが薄いのにあったかくて日本に帰ってからも重宝したのは別の話.夜,駄目もとで空港に行ってみるとトランクも着いていてラッキーという結末でした.


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