はじめにここでは,受験のために役立つ情報と,この講座について説明しています.内容は,シスアド試験の沿革と受験申込みの方法,そして望ましい受講者像,講師についてです. 受験ガイド通産省情報処理技術者資格の一つであるシステムアドミニストレータは,1994年に初めての試験が実施された未だできてまもない資格です.情報処理技術者資格には情報処理I種・II種・特種をはじめ,システム監査,データベーススペシャリストなどのラインナップがあります.しかし,これらの資格に共通しているのはどれもエンジニアのための資格であって,最近のようにパソコン主体のコンピュータシステムを一般ユーザーが日常として使うことをあまり意識していませんでした.そこで,ユーザーの中でも知識と経験を持った中心的な役割を果たせる管理者の必要性が認識され,システムアドミニストレータ資格が定められたのです. 1996年からシステムアドミニストレータ資格は初級と上級に分かれ,従来からのシステムアドミニストレータ資格は初級と位置づけられました.初級のモデル受験者としては,パソコン実務経験が1年程度あり,ハードウェア・ソフトウェアの知識はもちろん,業務を分析してそこで流通する情報をコンピュータで扱える情報に加工することやデータベースの操作に関しても基本的な理解のある人が求められています.上級に関しては実務経験5年以上が求められる上に,実際の試験もそれまでの経験を踏まえた採点がされる資格になっていて,ここでは取り扱いません.
なお,視覚障害者については国立身体障害者リハビリテーションセンターで特別措置を受けながら受験できるという情報を聞きました.詳しくは情報処理技術者試験センターに問い合わせてみてください. 受講ガイド
望ましい受講者像自宅にパソコンを持っていて,ワープロはもちろん表計算ソフトも扱えるか熱心に取り組む意欲を持っている.基本的にソフトウェアの操作は自己努力.さらに,復習や問題演習で各回のテーマの理解を深めようと思っている. 交流メディア掲示板を設けますので,質問などがあれば書き込んでください.しかし必ず回答があるとは限りません.重要でないときや既に講座で説明している内容の場合には無視することがあります.また,掲示板は受講生同士の交流に使ってもらって構いません. 注記この講座の著作権はすべてテッド和泉が保持します.自己学習用にホームページより直接プリントアウトする以外の複写を認めません.複写物を再配布することは禁止します.社内研修等での教材利用も認めません.他社の商標や他の人の著作物が引用されているものは,それぞれの商標及び著作権として尊重してください. 講師プロフィールテッド和泉 関西の某私立大学の在学中より学生や教職員向けにパソコン講習会の講師を務めました.現在は某専門学校の単科クラスで初級システムアドミニストレータ受験講座の講師を務めています. パソコン歴は中学時代のNEC PC-8801FHでBASICを遊んでいたとき以来なので,10年くらいでしょうか.インターネットは95年から始めました. 友人から詐欺師呼ばわりされることもあるので予め宣言しておきますが,私自身は初級システムアドミニストレータの資格を持っていません.私の本業にはまったく必要の無い資格ですし,副業にしても人の経験や能力で仕事を任されるのであって資格が仕事をするわけではないからです. 皆さんが合格されるようご健闘をお祈りします.
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