力試し!見積もり業務
専門学校のシスアド受験対策講座の第1回目の宿題に出したら,生徒にびびられてしまった.いや〜まいった.(^^; 別にこれがスタートラインではなく,業務の具体的イメージを持ってもらおうと思っただけなんだが...
力試し問題
購入見積もりに関する次の説明を読んで,見積もり金額の合計を答えなさい.
あなたは5人からなる新規プロジェクトチームに参加することになり,パソコンなど必要な機材の見積もりをしなければなりません.導入する仕様は以下のように決められているので,これに基づいて見積もりをしなさい.なお,ネットワーク機器や保守費用については考慮しなくて構わない.
仕様
種類 | 員数 |
Intel PentiumII 450MHz PC | 5台 |
15inch 液晶モニター | 5台 |
A4-10枚/分以上レーザプリンタ | 1台 |
WindowsNT 4.0 Server | 1ライセンス |
WindowsNT 4.0 Workstation | 4ライセンス |
ヒント
※べつにソフマップとかの回し者ではないので誤解なきよう.
解説
まあ解答と10万円前後くらいで見積もれれば,なかなかの出来だと思う.しかし,ヒントは宿題ではつけてなかったので,量販店まで価格調査に行った生徒さんもいた.ほんとはそれくらいの熱意があれば,今の知識量とかは問題ではないのだが.
見積り金額のずれはどうでもよくて,どうやったら見積りに必要な情報を入手できるかというプロセスが重要だ.ヒントに出したようなインターネットサイトが直近の価格情報を仕入れることができるし,量販店に行くのも一つの方法だし,さらに雑誌などを見ることもできる.それぞれの媒体によってその長短が違うということを知っておいてもらえたら良い.
インターネットサイトは売れ筋のみを扱い,型番ダイレクト指定が基本なので,特長などを知るのにはメーカーのホームページなどをたどる必要がある.さらに,店舗よりも相場は安い商品が多く,在庫も薄くて発注時点で数量が確保できるか明確ではない.量販店は在庫があると思われるが,店によって価格が異なるので比較を行うためには足が必要である.雑誌の情報は古く,価格としての新鮮さはない.しかし,比較記事などによって商品の性能をよく確認するのに役立つ.こういったことを知って,普段から目を通しておくということがシスアドの業務に役立つ.
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