

私の一生は 10〜15年くらいしかありません。
ほんのわずかな時間でも あなたと離れていることは辛いのです。
私のことを飼う前に どうかそのことを考えてください。

私が 「あなたが私に望んでいること」 を理解できるようになる
まで時間が必要です。

私を信頼してください……それだけで私は幸せです。



私を長時間叱ったり,罰として閉じ込めたりしないでください。
あなたには仕事や楽しみがありますし,友達だっているでしょう。
でも……私にはあなただけしかいないのです。



時には私に話しかけてください。
たとえあなたの言葉そのものはわからなくても,
私に話しかけているあなたの声で理解しています。


あなたが私のことを どんな風に扱っているのか気づいてください。
私はそのことを決して忘れません。



私を叩く前に思い出してください。
私には あなたの手の骨を簡単に噛み砕くことができる歯があるけれど
私はあなたを噛まないようにしているということを。





私のことを言うことをきかない,頑固だ,怠け者だとしかる前に
私がそうなる原因が何かないかと あなた自身考えてみてください。
適切な食餌をあげなかったのでは?
日中太陽が照りつけている外に 長時間放置していたのかも?
心臓が 歳をとるにつれて弱ってはいないだろうか? などと


私が歳をとっても どうか世話をしてください。
あなたも 同じように歳をとるのです。




最期の旅立ちのときには,そばにいて私を見送ってください。
「見ているのがつらいから」 とか 「私のいないところで逝かせてあげて」
なんて言わないでほしいのです。
あなたがそばにいてくれるだけで,私にはどんなことでも安らかに
受け入れられます。
そして………どうか忘れないで。 私があなたを愛していることを。
|