岡山市の学校給食の現状
市教委の方針
- 児童生徒数の半数までを民間委託する。当面平成20年度で35%まで委託を進める。
- 中学校と学校給食センターはすべて委託。小学校も希望のあるところから委託する。
食材購入・献立作成は行政が担い、調理業務を委託する。このため委託校にも栄養士は配置する。
- 2007年度に制度を見直す。
- 見直しのために学校給食運営検討委員会を拡充して、学校給食運営状況について全体的な評価・点検を実施し、学校給食調理等の民間委託等の課題についての審議を行い、今後の方針の意見を集約する。
- 委託で削減した経費を元に「学校教育施設等整備基金」を作り、民間委託に移行した数の調理員の退職調理員の経費から、民間委託にかかる経費を除いた金額から、1年目10割、2年目8割、3年目6割、4、5年目は4割を積み立てている。その中から委託に応じた学校を中心に施設・設備等の還元を行ってきた。平成18年度の経費削減額は約5億3千万円という。
委託の現状
- 2007年3月1日現在、合併によって数が増え、小学校93校、中学校36校、7学校給食センターがある。
このうち、を委託。小学校5校、中学校20校、4センターを委託している。センター受配校を含めると、委託は41校
(28中学校、13小学校)となっている。
- 19年度からさらに中学校3校(光南台、中山、山南中学校、光南台は親子給食なので甲浦小学校を含む)を追加委託した。なお、前年度末でシダックスが撤退したので、京山中学校と興除学校給食センターは委託業者が変わった。
- 委託業者
- 全国業者7社(東洋食品、日米クック、栄食フードサービス、ニッコクトラスト、ウオクニ、魚国総本社、メフォス)
地元業者3社(セントラルフーズ、満食、キョードーフーズ)が受託している。
- 委託の方法
- 随意契約によって業者を決定している。(競争入札では安い金額を付けた業者が落札して委託を受けることになるが、その業者の信頼性が担保できないので、業者にどのように調理を行うのかの計画を立てさせ、それをもとに決定しているのではないかと考えられる。)
学校給食の実施状況
- 学校数と児童生徒数、給食実施状況
(2004年4月1日現在、児童生徒数は2003年5月1日現在)
|
学校数
(校) |
児童生徒数
(人) |
学校給食実施状況 |
給食種別 |
校数(校) |
児童生徒数(人) |
小学校 |
93 |
|
完全給食 |
93 |
|
中学校 |
36 |
|
完全給食 |
35 |
|
計 |
129 |
|
完全給食 |
128 |
|
完全給食とは、主食、副食、牛乳で構成されているもの。
後楽館中学校は給食未実施。
区 分 |
方 式 |
単独調理場 |
親子式調理場 |
共同調理場 |
小学校93校中 |
直営 |
80校 |
1校 |
0校 |
民間委託 |
13校 |
0校 |
5校 |
中学校36校中 |
直営 |
5校 |
1校 |
0校 |
民間委託 |
31校 |
0校 |
7校 |
合計129校中 |
直営 |
85校 |
2校 |
0校 |
民間委託 |
44校 |
0校 |
12校 |
センター名 |
所在地 |
調理食数 |
対象学校数 |
学校給食センター |
岡山市赤田 |
1日 食 |
中学校(5校) |
上道学校給食センター |
岡山市南古都 |
1日 食 |
中学校(1校)小学校(4校) |
興除学校給食センター |
岡山市中畦 |
1日 食 |
中学校(1校)小学校(1校) |
学校給食センターの調理は平成14年7月1日から民間委託。
上道学校給食センター、興除学校給食センターの調理は平成15年7月1日より民間委託。
- 学校栄養職員の配置
調理場のある全学校に学校栄養職員を配置。
・給食センター受配校と親子方式(光南台中と甲浦小、牧石小と牧山分校)の子(甲浦小、牧山分校)の学校には学校給食栄養職員の配置はない。
・県費職員 人。市費による配置 人。
(小学校 人 中学校 人 センター 名 市教委 名 合計 名)
(市費 名中 課長補佐級 名 主任 名)
- 学校給食の献立作成と物資購入
平成15年10月から、共同購入を基本献立にして献立の変更を自由化するとともに、食材購入についても市学校給食会からの一括購入から、各学校で注文先を選べる自校方式に変更されました。米飯給食も週2.5回から3回へ回数増になりました。
- 自校炊飯実施校
全学年実施 幸島小・曽根小(12年度)朝日小・高田小(13年度)
清輝小・小串小・雄神小・馬屋上小・第一藤田小(14年度)
学年ごと実施 操明小・三門小・牧石小(12年度)
大野小・竜之口小・豊小・鯉山小・足守小(13年度)