岡山市の学校給食の現状


 児童生徒数半々までの民間委託拡大方針の下、委託が始まっており、5年後に見直すとされています。
 平成12年度から2校の民間委託の試行が始まり、平成13年にはさらに5校拡大されました。
 平成14年春に市教委は前項民間委託の方針を変更し、現在は児童生徒数半々になるまで民間委託を拡大する、
 としています。そして、まず学校給食センターを委託し、次に全中学校、さらに小学校へと拡大する方針です。
 しかし、5年後には直営と民間委託の双方を見直し、その後の方針を決定するとしています。

制度としては全国的にも優れている岡山市の学校給食

岡山市の学校給食制度は次のような点で、大変優れています。

@ 市が直接責任を持って、小・中学校(後楽館を除く)で完全給食を実施。
 (全国的には中学校の給食実施率は、7割程度。) 
A 自校方式(学校に給食室がある)が多く(約9割)、センター給食が少ない。
  (地域の食材を使った献立で、温かいもの、冷たいものがそのまま食べられる。)
B 自校方式の小・中学校と給食センターに栄養士を配置している。
 (学校や地域、子どもの実情に合った献立を作ることができる。)
C 正規の調理員がほぼ文部省の基準で配置され、必要に応じてパート職員を配置。
 (熟練された調理技術で、素材から手作りで安全で多様な給食を作ることができる。)
D 衛生的に配慮された給食施設や調理器具が整っている。
 (安全な給食づくりが可能で、多様な組み合わせの献立に対応できる。)    

優れた制度が生かされていない現実

ところが、こうした優れた制度を持ちながら、それが十分生かされていない現実があります。
しかし、私たちの運動で少しずつ改善が進んでいます。

@「献立作成委員会」で、半年前に献立が決められ、しかも「統一献立」
  ・統一献立の変更ができず、学校行事などへの臨機応変の対応ができない。
  ・小学校では、全市を3ブロックに分けて実施するため、献立が行事(七夕・お月見など)に合わない
  ・「統一献立」と「一括購入」がセットとなって運営されており、地域・地場のものが、各学校で使えない。
  ・このことで、子どもや保護者、教師の学校給食への参加を阻んでいる。

  地場産物を活用するために、一部献立を変更しても良いことになりました。
    芳泉小学校ひばり分校と山南中学校では、自校献立・自校購入の試行が始まり、好評を博しています。

A限られた食器の使用
  ・ステンレス食器であり、しかも食器の使用枚数に制限あり。ご飯もパン皿に盛り、麺のときでも「どんぶり」もなし。箸も子どもが持参している。
  基本的に使用の制限はなくなりました。強化磁器製のどんぶりの導入も進んでいます。箸を出してもいいことになり、学校で箸を準備するところが増えました。

B食材料等は「学校給食会」からの一括購入
  ・生産者の顔が見える食材が使用できず、輸入冷凍物が多くなりがち。
  献立を変更して各学校で地場の野菜などを使うことが認められました。

Cすべての子どものアレルギーのデータの把握もなく、アレルギーに対する除去食も実施していない。
  子どもの食物アレルギーやそれへの対応について、各学校にアンケート調査を行うようになりました。

Dランチルームはすべての学校にまでは設置されていない。

E学校給食関係者の昼休み時間と給食の提供時間に「時間差」があり、
 「温かいものは温かいうちに、
冷たいものは冷たいうちに」という給食を阻んでいる。

Fより豊かで魅力的な学校給食とするための、市教育委員会の行う研修も不十分。

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