単数と複数

単数、複数を区別するポイントは1ですが、1以下の数字、例えば0.5はどうでしょう。"5"という数字があるので、もしかして複数扱い、とも思えそうですが、0.5は1未満ですから単数扱いとなります。0.5グラムは0.5gramsではなく0.5gramです。1を少しでも超えれば複数扱いです。1.2グラムは1.2gramsです。

1を超える他の表現で、more than one .....の後に続く名詞はどうでしょう。例えば数えられる名詞、2人以上の少年の場合なら、少年の数は複数なのだから more than one boys となるのでは、と考えてしまうかもしれませんが、one boy よりも多いと理解して、more than one boy となります。

複数の数を表すとき、こんな表現もあります。
彼は5歳だ、というときは "He is five years old." ですが、5歳の男の子というときは "a five-year-old boy." となります。複数の数を表す語句が名詞を修飾するときは名詞の語尾からsが省かれます。

1以上の数字が前についても形が変わらないものには、hundred、 thousand、million、billion、percent 等があります。(3 thousand、70 percent)
ただし、何百もの、何千もの を表すときは hundreds of~、thousands of ~となります。

数を表す表現もいろいろあって、なかなか難しいですね。