「たぶん」probably, possible ---- どちらが可能性がある?

ウィル・スミス主演の映画、「幸せのちから」を観ました。クリス(ウィル・スミス)は家族の為に一生懸命働くセールスマンですが、その仕事もうまく行かず、生活に疲れた妻は家を出ていきます。お金も底をつき、ホームレス暮らしをするところまで追いつめられますが、決して困難にめげず、愛する息子クリストファーと共に本当の幸せをつかもうと努力していくという実話に基づいたストーリーです。

さて、その中のシーンで、クリスが「たぶん、アメフトの試合を観に行けるかも」と息子に言うのですが、そのときは、"possibly" を使っています。それを聞いた息子は"probably?"言うのですが、クリスは"possibly" と言い換えます。そしてクリスはprobably とpossiblyの違いを息子に説明します。

父 : Probably means there's a good chance. Posssibly means we might or we might not.
息子:Okay.
父:So, what does probably mean?
息子:It means we have a good chance.
父:And what does possibly mean?
息子:I know what means. It means we're not going to the game.

つまり、probably なら80%くらいアメフトの試合を観戦に行ける可能性はあるけれど、possibly はほとんど行ける可能性がない(20%以下)ということです。
また、"Maybe, we are going to the game." という表現も出てきますが、"maybe" も可能性が低い場合に使う表現です(20〜30%くらい)。

ところで、この映画の原題は、"The PURSUIT of HAPYNESS"です。息子のクリストファーはサンフランシスコのチャイナタウンにある保育所に預けられるのですが、その近くのビルの壁に"HAPYNESS"と落書きがしてあったのです。それを見たクリスは、"happiness"の綴りは "y"ではなくて"i" だとそこの住人に注意をして、息子にも綴りの誤りを教えるのでした。クリスは"HAPYNESS"ではなく本物の"HAPINESS" を追求したのですね。舞台は80年代のサンフランシスコです。おすすめの映画ですので、興味のある方は映画館まで足を運んでみて下さい。