なぜ右脳と左脳の発達が必要なのでしょう。
人間の脳はそれぞれ独立した右脳と左脳に分かれています。
左脳は事実の認識、論理的思考の部分をつかさどり、右脳は想像力や創造的思考の部分をつかさどります。
研究(*)によると、3歳までに右脳または左脳のどちらかにより多く傾いた思考回路が形成されるということです。理想的なのは、両方の脳を使った全脳思考というアプローチのしかたです。
現在の教育システムは、非言語の思考力にあまり重点を置かず、算数や論理、言語といった左脳的なスキルの修得に重点を置いている傾向が見られます。
小学校に入学する頃はほとんどの子供たちは”非常に創造的”であるのに、7歳までにはそういえる子供の数は10パーセント、大人になるまでには2パーセントにまで減少してしまいます。
このプログラムの目的とすることろは、右脳と左脳の両方をバランスよく使って思考できよう手助けをすることです。学習したり、情報を処理したり、問題解決を行う際に全脳思考が行えるようになればより能力を発揮でき、その恩恵は生涯のものとなります。
(*)Dr.Roger Sperry (1981年ノーベル医学賞受賞) とDr.Betty Edwardsによって行われた調査研究。
右脳 | 左脳 |
創造性 感情 シンボルやイメージ 想像力 芸術的感覚 空想的 抽象 感覚 色 音楽 直感 |
論理 精密性 言語 現実的 数学 幾何学的 分析 配列、順序 |