植物生体電位は特に気温による時間的変化（日変化）があり、普段は滑らかな曲線のグラフになります。
（例　下の2011/03/05のグラフ　多少の異常有。）
従って急激な変化は異常と見なします。

２０１１/０４/１１　１７：１６　福島県浜通りを震源とするＭ７．１の地震が起こりました。
続けて、１７：１７にＭ６．０、１７：２６にＭ５．６の余震がありました。（気象庁発表）
前日２０１１/０４/１０のキンモクセイの電位グラフ（赤）で１２時から１５時頃まで不規則な変動、
１５時から１６時まで約５７ｍｍＶの変化が見られます。
このような大きな変化は大きなエネルギーを感じます。
さらに１７時３０分以降は太陽の影響も少なくなるため普段はグラフは下降傾向になるところが、
逆に上昇して１８時３０分からさらに約１０ｍＶ急上昇しています。
このグラフは日変化のグラフに複数のグラフ（充放電カーブ）が合成されていると思われます。
また所々数ｍＶの変動も見られます。

１１時から１２時頃までは配線工事のため測定を中断しています。
アラカシ（青）のグラフにも１２時から１７時頃まで数ｍＶの変動が見られます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　京都観測点