脚付型石燈籠
基礎と竿が変化して1〜4本以上の脚となったものが脚付型です。
蘭渓形 | 竿が弓なりに曲がりその先端に六角形の火袋、六角形または円形の笠がのった1本脚の特異な形をしたもので、主として滝・池などの水景の添景に用います。 |
琴柱燈籠 | 金沢兼六園にある有名な2脚の燈籠で、琴の糸を張る琴柱に脚の形が似ているのでこの名がついた。現在、片方の脚は池へ、もう一方の脚は短く岸の石の上へのっている。短い方の脚が折れたのでこのようにしたと言われている。 |
三角燈籠 | 桂離宮にある3脚の小型燈籠で、中台・火袋・笠が三角形をしているので三角雪見とも言われるが、宝珠はなく、笠は直線で分厚く雪見形とは全く異なる。 |
雪見燈籠 | 庭園に用いられる燈籠の代表は春日燈籠とこの雪見灯篭です。笠は他の部分に比べて大きくて薄く、ほとんどのものは六角形ですが中には八角形・円形のものもあります。脚にも特徴があり3脚・4脚のものが普通ですが7本脚もあり、外に開いたもの、まっすぐなもの、内側にすぼんだものなどがあり、これも水辺に用います。燈籠の大きさは笠の径であらわします。 上原博士は浮見から雪見になったのではないかと推定されています。 |
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