産卵木(人工)の割り出し風景です。
☆産卵木の割り出しです。
木が細くなっていく様子と幼虫が顔を出した時の全写真をご紹介させていただきます。
@割り出し前の産卵木
国産オオの産卵木で市販のコナラ材を約3週間間隔で2本ずつ入れ替えています。
ペアリング時飼育ケースに産卵木を2本セットしますが
私の場合、2本の産卵木の下に細木を寝かせ下に空間を作ってやっています。
やがてメスが産卵木をかじり木の周りを動きだしたらオスをケースから出します。
この木からは8匹の初令幼虫と卵1個が得られました。
木は柔らかく節や芯のないものを探し1晩浸水します。
翌日、皮を剥ぎ取り約4時間程乾燥させた後産卵ケースに入れています。
割り出しはケースから取り出し後、2〜3週間ほどしてからおこなっています。
A1匹目
1匹目が顔を見せました。幼虫の右上にも産卵埋め戻し痕があります。
B卵
埋め戻し痕から卵が現れました。卵の下にはAで取り出した幼虫食痕が見えます。
C2匹目
親虫が産卵の際に掘った坑道が右にあります。
D3匹目
孵化したばかりの幼虫です。側面から産卵したようです。
4匹目
4匹目です。食痕が現れたらこれを慎重にたどっていくと幼虫が現れます。
F5匹目
5匹目です。木もだんだん細くなってきました。
G6匹目
ナタは使わずに木の目に沿って少しずつ剥いでいくようにしています。
H7匹目
となり(G)の幼虫とかなり接近していました。
I8匹目
この木最後の1匹です。かなり細くなりましたが右側にはまだメスが掘った坑道が見えます。