今年は台風の当たり年で、21号が通過して各地に被害をもたらしたあとの出発だったが、朝9時25分の定刻に那覇空港に降り立った。豊見城市瀬長のレンタカー屋から走り出してすぐに激しいスコールに遭遇した。レインシャワーにクルマを洗われながら、予定通り昼前には名護に到着して旅のはじまり。事前の予報よりも少しずつ良い方向に天候が変化して、連日32度の沖縄らしい沖縄を体験できた。
2018年9月の裏庭
▲裏庭TOP
▲旧人類の草庵TOP
1日目の昼食は名護の「ひがし食堂」でオムライスを。ついでに前回訪れてその味付けに興味があった「やきめし」をゆっくり噛みしめる。そして3度目になる「ミルクぜんざい」を愉しんだ。 本部町の瀬底大橋を渡ったそのすぐ下にあるアンチ浜。キレイな海だが、海水浴客はまばら。駐車場までの急な上り坂で何年ぶりかの息切れ。 何回来ても飽きない「道の駅許田」。空の色が青くなかったのは残念だが、「ほうき笛を吹く名人」は健在で、ちょっとだけ会釈。いつものように今帰仁村の共栄社製「くろ蜜」を買う。
今回の宿は北谷のヒルトンホテル。海の見えるベランダで夜明け前のコーヒーを楽しんだが、ホテル自慢のプールには入らず。朝食はいつものような取り合わせの洋食風バイキング。 朝から気持ちよく晴れたので、1458年廃城の世界遺産中城城跡へ。急な坂道をカートで正門まで送ってくれたのですこぶる助かった。裏門の日陰では石垣に冷やされた海風がじつに心地い。 坂道を登る途中で目に入るのは、この廃墟建造物。建設会社の資金不足で中断されたらしいが、所有者行方不明、管理者不明で心霊スポットとして有名だとか。カートを運転するオヤジさんが「たまに出るよ」と。
北中城村、宜野湾市などの名所やショップなどを巡ってひと汗かいたので、北谷ザ・ビーチタワーに隣接し、天然温泉の露天風呂がある「ちゅらーゆ」でのんびり一服。入浴料金は1,300円。この施設には2010年から何度か来ているが、すこし老朽化が目立つような。
「ちゅらーゆ」を出て今晩の宿「ヒルトン沖縄北谷リゾート」まで、美浜アメリカンビレッジを素通りしながら歩いてみた。2006年にはじめて来たときはたしかに「アメリカン」の感じだったが、いまや店舗も歩行者も多国籍化していて、面妖な雰囲気が漂う。細い路地の佇まいや、少し朽ちたカラフルな壁などには、ある意味で「インスタ映え」するものもあるかも。
浦添市にある「港川ステイッサイトタウン」。使われなくなった外人住宅(米軍ハウス)をリフォームした、ちょっとシャレたアメリカンな商店街。撮り方によってはかなりインスタ映えするので、若い女性旅行者に人気らしい。訪れた時間が朝の9時過ぎだったので、営業していたのは「鶏そば屋いしぐふー」だけだった。ドアを開けて中をのぞくと、誠実そうなオーナーが忙しそうに働いていた。「朝そば」を食べることもなく、トイレを借りただけで出てきたのはちょっと心残り。 那覇のホテルに滞在するときは必ず足を運んで、食料や飲料などを調達するスーパーマーケット「かねひで」の那覇市西町店。今回はお土産用のラフテーやサーターアンダーギーなどを買った。
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