夏の沖縄行きは常に台風の神様との相談が必要だが、気まぐれな台風の神に見放されることがよくある。2014年はそのいちばん哀れな例で、台風8号のせいで3泊4日の旅行を惜しげも無くキャンセルさせられた。そのリベンジというわけではないが、以前泊まり損なった「ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート」を予約して出かけた。幸いにして好天に恵まれて、今回の目的である「スケジュール無しの、のんびりゆったりの旅」を楽しむことができた。
2016年7月の裏庭
▲裏庭TOP
▲旧人類の草庵TOP
レンタカーショップが大混雑で無駄な時間を過ごしたのちに、那覇市真嘉比「三竹寿」で遅めの昼食。人気のつけ麺は太めで茹で上がるのに7分間待たされる。 今回は国道58号を行ったり来たりする旅になる。手始めに宜野湾コンベンションシティにある「スーパーサンエー」に立ち寄る。屋上に上がると宜野湾港マリーナが眺められ、東シナ海を渡って来る風が心地よい。 日曜日の昼下がり、「サンエー」の店内は大混雑。海の見えるショップで買い物ができる人達が羨ましい。 恩納村まで北上。「おんなの駅」で一服。いつものマンゴー満載のヤツではない金時豆のシンプルなかき氷で喉を潤す。
アジア系外国人も大勢。この道の駅の経営主体は株式会社ONNAで、資本金は1,650万円。 ドラゴンフルーツはサボテン科の果実で、便秘を改善するらしい。3個で1,500円程度。 しまらっきょうは痩せた赤土でも栽培可能とか。生でも炒めても揚げても美味い。 別名アカウリの「モーイ」。いろいろな食べ方がある奥のふかーい瓜科の野菜。と、果物と野菜を眺める趣味はいつもと同じ。
今回の旅の宿「ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート」。 夕方のプールはカップルや家族連れで賑わっている。2日目の朝食は「洋食メニュー」を選択してちょっと控え目に。 吹き抜けのロービーでは、夕暮れから21時までフルートの生演奏の調べが優雅に流れる。大人の空間。 オーシャンビューの部屋の窓から夜明けのひとときを愉しむ。朝日に輝いているのは名勝「万座毛」の断崖。
沖縄へ来ると、実家に立ち寄るような気分で必ず訪れる「道の駅許田」。帚の笛を吹く竹笛の名人と握手。 はじめて2階の屋上に上がってみたら、本部半島の山が見える。安和岳など400メートル級の山が連なり、その山裾にはシークワーサー畑が広がっているらしい。 名護の「ひがし食堂」は去年に引き続き2回目の訪問で、今回は昼食が目的。「かつどん」は野菜炒めの上にトンカツが乗った優しい味。デザートは人気の「ミルクぜんざい」 人気のおみやげ「紅いもタルト」の「御菓子御殿恩納店」は瀬良垣ビーチに近い国道旧58号に面して建つ。
紅いもタルトの製造工程がガラス越しに見学できる。 58号沿いの食事処はやはり「シーサイドドライブイン」。1967年創業のアメリカンな雰囲気が楽しめる。今回はちょっと軽めの「ハンバーグステーキ」を食す。 このドライブインは有名なサンセットスポット。向こうに見える島影は、仔細あって地図から消されたという「ヒートゥー島」。 雨とは無縁の旅行をできたのは、多分はじめてのような。明日からは大型の台風1号がやって来る予報。「さよなら」に相当する沖縄弁は無いとか。で、「またやーさい」。