今年も例によって、連休シーズンの喧噪が終わったのを見計らって近郊へ散歩に出かけました。電車に乗れば30分ほどで着いてしまうので、特に準備も構えもなしに気楽に足を向けられる街・茨城県土浦市が今回のターゲットです。さて、旧水戸街道の宿場町であり、また土屋藩9万5千石の城下町であった面影が少しは残っているでしょうか。
2014年5月の裏庭
▲裏庭TOP
▲旧人類の草庵TOP
霞ヶ浦の名産は、はぜ、えび、わかさぎ、鮒、うなぎだそうです。 ここも中心街の空洞化がすすんでいて、鯉のぼりの活きが悪いこと..。でも、通学の高校生は元気よく歩いていました。 中条商店街の入り口です。昔の桜川を暗渠にした道路の下には、煉瓦造りの橋の遺構が埋まっているらしい。 吾妻庵総本店の人気メニューは「百年天ぷらそば」だとか。明治6年創業の老舗。
まちかど蔵「大徳」は江戸末期の建造。館内には観光協会の事務所があり、お土産が買える。2階はギャラリーになっています。 中条通りから土浦城址公園方面へ抜ける路地。スナック「だだっこ」は以前バー「キャーット」だったらしい。 中央2丁目で、東日本大震災の傷跡か。もちろんどなたも住んでいない様子? 内田砂糖店は昭和4年の建造で、味のある看板建築。
旧水戸街道の新川にかかる橋です。これを渡れば真鍋宿。 たぶん、ふらっと寄れば美味いお茶漬を食べさせたのでしょうな。今は昔。 真鍋1丁目の味のある建物。 真鍋宿は土浦宿の助郷の役割を持っていたらしい。
二階全面に格子があるのが真鍋宿の建物の特徴だとか。この塀もなかなか味があります。 この建物の2階がどうなっているか、気になります。 「藤本蚕業株式会社支店」は長野県の上田にあった蚕種製造業らしい。 国道125号の歩道から霞ヶ浦方面を眺める。南風に乗って、かすかに水の匂いがしたような、しないような。
この家のモジャは裏まで続いています。 亀城の堀を隔てた亀城プラザの2階で、コーヒーを喫して一服。この鯉のぼりはいつまで泳がせておくのだろう。 和菓子の石上霞月堂は東日本大震災で被災した。ぶらりひょうたん最中は土浦の作家・高田保氏の著作に由来するとか。 明治2年創業の天ぷらの「ほたて」で早めの昼食は880円の天ぷら定食。座敷の壁に掛かる時計がレトロ。