バールを押し込んでなんとか外しました。
樹脂がまわって癒着していたようです。
それにしても,こ,これは……。
なんとも無残。これにガソリンを詰める勇気はありません。
底に溜まった樹脂です。
ご覧のように,ヒビが入って,ところどころ剥がれています。
FRP樹脂は,サンドペーパーなどで表面を荒らしてやらないと
食いつきが悪いのです。
ただ流し込んだだけではこうなってしまいます。
これを見ると,なんと無謀なことをするのかと思いますが,実は
これを実行する人は意外に多いのです。
サビが出てしまったタンクの中に樹脂を流し込んで,全面になじませ,
サビを止めようとする人がいるのです。
成功した人もいるかもしれませんが,大概は悲惨な結末になります。
おやめになった方がいいです。
サビ止めは専用の塗料がありますので,そちらをお使い下さい。
これは純正の燃料コックが付くところなのですが,なんだかわからなく
なっています。
剥がれた樹脂片がころがっています。