最後の雛

8月11日 残るは一羽。誰もいない巣の中で、のんびり寝てます。いつ巣立つのだろう。


のんびり屋。

 

8月12日 翌朝ようやく巣立ちしようとしています。その気持ちはあるのだけど、なかなか巣から出ようとしません。


出ようかな、やめようかな

8月12日 やっと巣から飛び立ちました。しかし、梢を超えることができず、枝にしがみついて親を呼んでいます。


親を呼ぶ雛

8月12日 親は来ません。塀は高いし、どうしたものか...


越えられないなあ

 

後日談

この後、この最後の雛は大騒ぎでした。このまま柵から転げ落ちて、塀の間に挟まってしまったのです。じたばたした結果、最悪なことに、直径10cm位の小さな排水溝に落っこちてしまいました。ヒヨヒヨって哀れな泣き声しか聞こえません。

おろおろしていたら、近所の人が何事かと、集まってきました。結局、隣のおじさん(福本さん)が子供の補虫網を持ってきて、穴に差込み、雛の足が絡まってやっとのことで救出成功しました。

これで、すべての雛が巣立ちました。大騒ぎの一ヶ月が終わりました。

巣はそのままです。どうしたらいいのかわかりません。

そういえば、冬の間に、みかんを輪切りにして枝にかけておいたのですが、メジロやヒヨドリがよくついばみに来ていました。もしかしたら、そのときのヒヨドリだったのかもしれません。

今年の冬は、親子連れで来ないかな。みんな奥さん、旦那さんをつれてきたら、12羽か!

おわり

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