街で見かけた「ちょっとなぁ〜」ってシュチエーション。

私はMTB乗りです。山乗りのみならず、シティランもします。
今や地元(清瀬)から都会方面、特に秋葉原、池袋、新宿、渋谷もMTBで…。
その方が時間的にも早いし、お金も掛からないし、ヒマな思いもしないし、運動にもなるし、良い事ずくめ! \(^o^)/
都会を街乗りしていると、いろいろな事に出会うものです。

先日、恒例のシティランの最中にちょっと喉が乾いたので、自販機でジュースを買いました。
その時に偶然にも見かけた出来事なのですが、
狭い歩道(人が2人並んだらば、それでいっぱい)を老夫婦が歩いています。もちろん、ゆっくりと。
うしろから、自転車に乗った若者(ごく普通の若者でしたよ)が3人程来ました。
もちろん、この若者達は前を歩いている老夫婦にすぐに追いついたのは言うまでもありません。
つまり、前を歩いている老夫婦が道を塞いでいるような状態になってしまいました。
「すみませ〜ん、通りたいので、ちょっと避けていただけますでしょうか〜」と丁寧に声を掛けました。
すると老夫婦の方も御婆さんの方が後ろを振り向き、「あら、ごめんなさいね、年寄りだから動けなくて…」
と、人の良い感じで言っていました。若者達も「急いでいる訳ではありませんから」と微笑んでいます。
「ほら、お父さん、後ろから人が来たから、避けましょうよ」御婆さんが隣の御爺さんに声掛けています。
「…」無言の御爺さん。
「ちょいと、ほら、お父さん」御婆さんがまたしても。
「…」相変わらず無言の御爺さん…。
「ほら、お父さん、道塞いじゃダメでしょ。」御婆さんが…
「…」相変わらず無言の御爺さん。我が道を行くのか…?
「ごめんなさい、年寄りだから、どうもね…」後ろの若者達に謝る御婆さん。
「いえいえ、そんな。急いでいるわけではありませんから」若者達は笑っていますし、その表情も極めて豊かです。(^o^)
「ほら、お父さん、道塞いじゃダメ。後ろの人が通れないでしょ。ちょっと避けるだけよ。」御婆さんは説得を試みてますが、…
「…」無言で我が道を行く御爺さん…。
御婆さんは困ったなぁ〜、表情をしていますが、後ろの若者たちは顔色ひとつ変えていません。
とゆうより、気にしてもいないのでしょう。何か他の事で談笑しています。
「ちょいと、お父さん」、「…」、の繰り返しが続きます。
若者達も「あれぇ〜?」って表情が見えて来ました。
雰囲気が変ってきました。(悪い予感が…)良くない時には良くない事が重なるのでしょうか?
若者達の更に後ろから、1人の女性が自転車に乗ってやって来ました。それもドハデな格好の女性が…。
「あんたらぁ〜、ジャマよぁ〜、どきな!」その女性は若者を押しのける様に無理やり通って行きました。
すると、その先には、老夫婦が…
その女性は無言でその老夫婦(特に御爺さんの方を)突き飛ばすも同然の感じで突破して行くではありませんかっ!
そこで、やっと道が空いたので、若者達も通って行きます…。
ここで、私はちょっとビックリ…。先程まで何事にも動じず我が道を無言で行っていた御爺さんが「おいっ!貴様等ぁ〜!」
もの凄い剣幕で怒鳴っています。それどころか右拳を振り上げ、走って追いかけてようとさえしています…。何て元気な…。

突き飛ばすも同然で通って行く女性も女性ですが、
この御爺さん、それ程元気あるなら、最初に御婆さんが「避けましょうよ」と言った時に避けてあげればいいと思うのですが…。
避けようとした御婆さん、我が道を行く御爺さん、道が空くのを待っていた若者達、突き飛ばすも同然で通って行く女性…。
う〜ん…。