21.リーシュ(流れ止め)あれこれ


テレマークスキーの流れ止め…。これって、正直言って、嫌なパーツですね…f(^_^);;; 少なくとも私は好きじゃありません。
見た目もカッコ良くないし、付け外しするのも面倒だし、でも、無ければ困るパーツですね。
私も、今までいろいろなリーシュを使って来ましたのが、正直言って「これ」と思ったものには出会っていません。
そこで、今、自分が使っているリーシュも含めてちょっと考察してみました。
よくよく考えてみると、こんな単純ながらも、これだけ微妙に難しいパーツも無い様な気がしてきました…。
リーシュの目的は「流れ止め」。スキー板が外れた場合、どこかへ流れて行ってしまわない様にするパーツです。←当たり前か…。
私がリーシュをあまり好きになれない理由に「付け外しがやり難い」というのがあります。
いちいち屈んで、あの細かい部品を、これまたブーツの細かい部分に取り付ける…。
アルペンスキーはスキーブレーキが付いているので、そんな事しなくてもいいのに…。なんで、テレマークは…。
スカイホイ、7tm、テレブルドッグ等、一部の製品にはスキーブレーキがありますねっ!
私の大好きな3ピンビンディングはかなりの確率で外れにくい(外れないと表現しても良い)ので、
正直言って使いたく無いのですが、そうはいきません。万が一の事態を防ぐ重要なパーツですからね。
私がリーシュに1番求めている事、グローブをしたままでも付け外しが易い事。まあ、リーシュに限らず、グローブをしたままだと、
どんな作業でもやりずらくなるのですがね…。

ブラックダイヤモンド

最近では新型リーシュが出て来たので、
あまり見かけなくなりましたが、私がテレマークを始めた時は、
リーシュといえば、これでした。金属のループを摘んで引っ掛けるので、
とにかく固い。固くて付け外しの際に力も必要でしたね。
ブラックダイヤモンド スキーリンク \1890‐

3年程前から出て来た新型のリーシュ。
ハサミ状のパーツをブーツに引っ掛けるだけですので、
付け外しは楽でしたね。一部の意見では外れ易過ぎるとも言われました。
でも、実用に困る様な事は私は無かったです。
ブラックダイヤモンド クリップワイヤースキーリーシュ \1890-

最近の1番の新型リーシュ。
金属ループをカラビナと同じ構造とする事で扱い易さが各段に向上しました。
見た目もスッキリして、いいですね。
ボレー ユニーバサルランナウェイストラップ \1680-

見た目がちょっと…。
ただし、取り付けは非常にやり易いです。
金属の出っ張りをブーツに引っ掛けて、ギュッと引っ張るだけです。
G3 スキーリーシュプラスチッククリップ \2100-

プラスチックの洗濯バサミ状のパーツをつまんで、ブーツに引っ掛けます。
付け外しは楽ですよ。欠点といえば、プラスチックだから耐久性が若干劣ります。
プラスチックなんだから当然です。だからと言って、そう簡単には壊れません。
余程の事にならない限り、1シーズンは充分持ちます。
G3 スキーリーシュメタルクリップ \2100-

スノーボードに使われているタイプと全く同じ構造のリーシュ。
ゲレンデでは殆ど問題無いようですが、
山で金属部分が凍り付いてしまった人を幾度となく見掛けました。
特に厳冬期に多く見受けられました。
モンベル スキーリーシュ \1995-

見た目にこだわらなければ、これが1番扱い易いのでは?
何せ、バンジーロープなので、長さの調節いらず。
カラビナをループに引っ掛けるのも楽です。
自作その1(アトミック β RECE 9.20用)

気に入ったリーシュが無いので、細引きとカラビナ(スクープ)で自作。
で、もちろん、カラーリングにもこだわりました。f(^_^);;;
自作その2(サロモン ポケロケ用)

アトミック β RECE 9.20用と同じく、
細引きとカラビナ(スクープ)で自作。


こうしてみると、どれが1番いいのか、悩む所です。私は自作が1番ですが…。f(^_^);;;
やっぱさぁ〜、3ピンって、外れにくいからリーシュなんていらねーよ、と言いたいですが、そうはいきません。
年に何回かは、スキー板を流している人を見かけるし、実際、そんな事になったら大変です。
ゲレンデだったら、誰かに大怪我をさせてしまうし、山だったら、致命的です。行動不可能に近い状態になってしまうのです。
リーシュは必ず使いましょう。独り言→テレブルドッグっていいよなぁ〜。ステップイン3ピンにスキーブレーキ付き。


もっとも、スキーブレーキがあるからといって、スキー板を流さない訳ではありません。
スキー板を流さない様に本人が注意しながら行動する事が1番ベストだと信じています。