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用意する物
1:SWIX ファイバーレーンプロ
2:プラスチックスクレーバー
3:SWIX CHワックス CH8
4:SWIX CHワックス CH10
5:スチールファイル 滑走面側のエッジ研ぎに使用
6:普通のアイロン
7:ワックスコルク
8:コンケスト シャープナーミニ サイドエッジ研ぎに使用
9:メタルスクレーバー
10:ナイロンブラシ
11:コンケスト スポーツイレーサー♯60 エッジの錆落しに使用
12:コンケスト スポーツイレーサー♯100 エッジの錆落しに使用
13:コンケスト スポーツイレーサー♯250 エッジの錆落しに使用
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まずは、スキー板を台にセット。
写真では「単なるラックにおいてあるだけ」状態ですが、
本来は、スキーバイスを使い、スキー板を固定します。
テレマークスキーの場合、ビンディングが特殊ですから、
使用するスキーバイスはテレマークスキー対応モデルを使用するのが
良いでしょう。
私の使用しているスキーバイスは古いタイプですので、
テレマークスキー未対応です。なので、私はストラップで、
ビンディングと台をしっかりと固定します。
はぁ〜、テレマークビンディング対応モデルのスキーバイスが欲しい…。 |
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アイロンで、ワックスを融かし、スキー板にポタポタと垂らします。
この場合、時期によって、使うワックスを替えます。
私の場合、SWIXのホットワックスを使っていますので、
CH8:−4℃〜+1℃
CH10:±0℃〜+10℃
が使用条件ですから、その状況が当てはまると想定される場合に使用します。
場合によっては、ミックスして使う事もあります。
おおまかな目安として、テキトウに決めてますが、
11月〜3月上旬はCH8単体もしくはCH10とのミックス、
3月中旬以降はCH10単体で使用、ですね。
厳冬期のパウダーにCH7を使ってみたいと希望あります…。f(^_^);;;
参考までに、SWIXワックスは
0℃以上は気温、0℃未満は雪温に基準にしています。 |
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ファイバーレーンプロをスキー板に当て、
その上にアイロンを乗せ、スキー板のトップ側からテール側への方向へ
引っ張って行きます。こうすると、ホットワックスが板全面に均一に延び、
ホットワックスが板全体に万遍無く塗布出来ます。
スキー板に付着した汚れも大抵はこれで、取れます。
ちなみに、このアイロンは近所の電気屋さんの「売れ残りの1番安い」のを
使っています。唯一の注意点はスチーム用の穴が無い事。
何故なら、そこにワックスが入り込み、固まってしまうから。
本来ならば、ワックスメーカーから発売されている、
専用アイロンを使うのが1番良いです。
なぜなら、温度調節がしっかりと出来るから。 |
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ほぼ24時間放置した後、
プラスチックスクレーパーで、ワックスを削り落とします。
スキー板のトップ側からテール側まで、一気に削り落とします。
ワックスが残らない様に、徹底的に削ります。
プラスチックスクレーパーを使っていますので、
滑走面を痛める心配はありません。
ここで、「良く削れるから」という理由で、
メタルスクレーパーを使う人をたまにみかけますが、
これは完全に間違いです。
写真では撮影の都合上、プラスチッククレーパーを片手で持っていますが、
実際には両手で行います。板をスキーバイスで動かない様にしっかりと固定し、
両手でクレーパーをしっかりと抑え、スキー板のトップ側からテール側へ向け、
一気にワックスを削ります。 |
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ナイロンブラシで、スキー板のトップ側からテール側まで、
丁寧にゴシゴシと擦ります。 滑走面に残った削りカスを取り除くイメージですね。 |
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ワックスコルクで、スキー板のトップ側からテール側まで、一気こすります。
この場合、ワックスコルクで、ワックスを「こすり込む」様なイメージかな?
終わるとスキー板がピカピカに光ります。 |
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これで終了。
さ、後は楽しいスキーイングが待っています。v(*^o^*)v
綺麗に磨いたスキー板ですから、きっとイイ滑りが出来ます。 |
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ワックスの削りカスは、そのままホッタラカシにしないで、
集めて、ちゃんと捨てましょう。屋外で作業していた場合、
御近所から苦情来るかもしれませんよ。 |
滅多な事ではやりませんが、リムーバーを使った汚れ落し。
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写真左:リムーバー
写真右:ペーパータオル
滅多な事ではやりませんが、リムーバーを使った汚れ落しも紹介しておきます。
「滅多にやらない理由」はリムーバーが滑走面を痛めるから。
私の周りにいる、スキーの達人の方々はこの様に言います。
「リムーバーは百害あって、一利無しだ」と。
ただ、「板の汚れがあまりに酷い場合はやらざるを得ない」とも言っています。
私の場合、年に何回と決めてはいませんが、
「ワックスだけでは汚れが落ちないな」と判断した場合に行います。
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リムーバーをスキー板にサッと吹き付ける。
スプレーになっているので、「素早くサッ」と行うのがコツかな? |
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ペーパータオルで、吹き付けたリムーバーを拭き取る。
スキー板全体に対し、可能な限り均等に拭き取ります。
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リムーバーで汚れを落すと、滑走面がケバ立っているので、
メタルスクレーパーでこすり落します。
その後、通常のワックス掛けの作業に入ります。
写真では撮影の都合上、メタルスクレーパーを片手で持っていますが、
実際には両手で行います。板をスキーバイスで動かない様にしっかりと固定し、
両手でメタルスクレーパーをしっかりと抑え、スキー板のトップ側からテール側へ向け、一気に滑走面を削ります。コツとしては「薄皮1枚だけこすり落す」ですね。
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最後になりましたが、今回の作業の一連の詳しい事、
とゆーよりか、「100%の正解」はこちらに掲載されています。
SWIXの2003〜2004カタログです。
「じゃ、先にそれだけ紹介しろよっ!」とツッこまれそうですが、
それじゃ、ネタがね…。
スキー用品を取り扱っているお店ならば、ほぼ入手可能ですので、
御一読する事をお奨めします。カタログなので、無料ですよ。
道具の手入はとても大事な事ですし、
せっかく高いお金を出して、買った道具なのですから、
大切に扱い、長持ちさせてあげましょう。
その方が、我々も気持ちイイですしね。 |