崖上の四角巨岩 「トーフ石」

 

下から見上げると四角の岩が落ちそう。

アーラ海岸や兼城港が見える。(2002-2)

   
標高230m海に突き出たの崖上に鎮座する「トーフ石」。陸からはよく見えないが、ボートから見上げると崖の先端に乗っかった四角形の大きな岩に目が止まる。人工的に作られたかのような四角の岩。誰が何の為に作ったのかと考えてしまう。

南側の高峰「アーラ岳」から山中急斜面をリュウキュウヤマガメに出会ったりしながら1時間ほど歩き、最後の笹薮を抜けるといきなり絶壁の「トーフ石」に出る。岩の縁からこわごわ覗くと足元はるかに緑の森とサンゴの海、足がすくみ目が回り汗がひく。「絶景!!
眼下には森の上を鳥が飛び、その先には青い海と空が目いっぱい広がる。ランチがうまい
夏は毒蛇「ハブ」の活動時期でチャレンジできず、冬場だけの楽しみ!。

 


トーフ石に行ってきました。

 

2月24日(日)、今年も「久米島の自然と文化に親しむ会」メンバーでトーフ石にチャレンジすることになった。当日は山の中腹までは車で集合。前日までの晴天が、前線の通過と共に北風が強く曇り小雨模様になり、結局集まったのは男ばかり6名で内3人は今回がはじめてのトーフ石。空は重苦しいが涼しくて丁度いいやと、めげることなくランチも準備して11:00スタートした。

昨年見つけておいたルートでリュウキュウヤマガメを探しながら、山に入っていく。沢の岩場にはオオタニワタリやシダ類が多く歩いていてもおもしろいが、南向き斜面には笹薮が多く歩きにくいし、方向を失いやすく木に登って方向確認したりでけっこう疲れる。それでも迷うことなく急斜面を歩くこと約1時間でいきなり絶壁のトーフ石に出る。予定通りだ。

「やったね!」と嬉しくなるが、山の中からいきなりの遠望に眼がクラクラして岩の縁まで出られない。皆が岩場に到達するが約二名は危ないといって岩に降りてこない。昨年もトライした2名はさっさとトーフ石に登って嬉しそうに万歳をしている。トーフ石の高さは6mくらいあり、その下はさらに絶壁,「落ちたら死ぬよ−ォー!」と声を掛けるが2人ともカメラを出してお互い写真を撮り始めている。でもあいにくの天気で遠景は白くて映らないよ。
五分もすると汗は引き、目は慣れて岩の縁から覗くと眼下の森の上をカラスが飛んでいる。やっぱりすごい!

   

 

 

 

・ 岩の上は怖そう。

   
ランチを食べしばらく休憩すると,今日は次ぎの目標になっている近くにあるトーフ石と似たような崖の突端に向かう。標高208mで少し低く、トーフ石とは直線距離で約700m、2つの大きな谷を超えればいいのだがあまりの急斜面で難しく、等高線を行くことになった。
1km余りを約1時間、森の中は風がなく暑い。ここの頂上付近には島では今や希少の「シロバナサクラツツジ」が自生し、2月にはいると薄いピンクの入った白い可憐な花が咲き、毎年観察している。最近は鑑賞用にか盗掘された跡がある。
アーラ山の西回りで帰路に向かう途中、木の洞にハブがとぐろを巻いているのに出くわす。(写真下)なかなか出会うものではないけど、やっぱりいるんだと納得した。注意しよう!と自分にいいきかす。

山を下りるとPM3:40分、4時間半以上歩き廻ったことになる。疲れたけどおもしろかった。喉も乾いてこの後のビールが最高なんだ。

   

木の洞で冬眠? 、 急に寒くなって動けなかったのかもしれない。

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