タ チ ジ ャ ミ

海岸にそびえたつ奇岩 「 立神岩 」

 

大きな岩柱にも見えるタチジャミ。写真では柱のように見えるが海に向けて伸びており、海岸を遮る壁になっている。高さは20m位か、斜めに傾きいまにも倒れそうだ。

島の北側は高さ数十メートルの崖が連なって海まで迫り、人がほとんど行くことのない岩場の海岸が続く。「タチジャミ」はその海岸中ほどにあって、崖の上からは見ることが出来ない。近くにダイビングポイントがあって、ボートからは海岸に大きな壁が見え一度近くで見たかった。
シンバルのサトウキビ畑が終わったところから海岸沿いに歩くと、足元は悪いが途中崖に大きな滝があったり、ソテツの群落を見たりしながら約30〜40分で到着する。岩の側まで行って見上げるといまにも倒れてきそうで恐い。流紋岩という固い岩でできているらしく簡単には倒れないというが、付近には崩落した岩塊が落ちていて側には寄りたくない。写真を写している後ろ側にも同じ岩壁が崖に続いており、この隙間は壁が崩れ落ちた所なのだ。
人手の入っていない海岸は荒々しく、厳しい環境に生きる植物たちも変わっているのは判るが残念ながら知識がない。

 

タチジャミ傍には崖から絶えず流れ落ちる滝があって、そこから海岸までの長さ200mばかりの小さな小川には上流の方にカワニナ、トウガタカワニナ、ドングリカノコ、フネアマガイが生息している。台風の時には潮水を被るであろうがたくましく生きている。

半日、或いはお弁当を持って一日がかりで行ってもおもしろいが、場所が場所だけに怪我をしないよう充分な注意が必要。ここに行くにはカメラと飲み水が必需品だよ。

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