最終更新日:2009年10月16日  公開日:2000年2月1日

このサイトに収録している文章・写真の著作権はクマのものです。無断転載などもってのほかであります。

□ 更新情報 □

□ 働きぶり □

問答有用
政治や歴史認識を論じる掲示板。「投稿する方々へ」

→ 長年、ありがとうございました。サービス提供会社が掲示板運営を放棄してしまいましたので、閉鎖のやむなきにいたりました。

田中荘101号室
歓談の場です。投稿規程
現在閉鎖中。

旅写真

言葉蔵
印象的な言葉を収める倉庫。

書呆子日記 

随想録

電網動物園

初代門番

シロテナガザル
(ハワイ動物園)


『原発のない世界のつくりかた』(短文を寄稿)

合同出版(2012.01)

『私たちが戦後の責任を受けとめる30の視点』(編著)

合同出版(09.10)

『「反日」とは何か ― 中国人活動家は語る』

中公新書ラクレ(06.08)

『金子さんの戦争 ― 中国戦線の現実』

リトルモア(05.08)

『なぜ加害を語るのか―中国帰還者連絡会の戦後史』

岩波ブックレット(05.08)


 

 

 

 

 玄関 → 言葉蔵 → 弐之蔵

 

言葉蔵

 言葉蔵 弐之蔵


戦死せる教え児よ

竹本源治

逝いて還らぬ教え児よ
私の手は血まみれだ!
君を縊ったその綱の
端を私も持っていた
しかも人の子の師の名において
嗚呼!
「お互いださまれていた」の
     言い訳がなんでできよう
慙愧・悔恨・懺悔を重ねても
それがなんの償いになろう
逝った君はもう還らない
今ぞ私は汚濁の手をすすぎ
涙をはらって君の墓標に誓う
「繰り返さぬぞ絶対に!」

→1952年1月30日 高知教組「るねさんす」44号に掲載。当時の「二度と教え子を戦場に送らない」という教師たちの決意を、いわば象徴的に示した詩ではないかと思う。だから、一地方の組合機関紙に載った生硬な一編の詩が、今にいたるまで、繰り返し教師たちに引用され、つぶやかれてきた。僕がこの詩を知ったのも、ある教師のつくっているミニコミで引用されていたからだ。


デモって法律違反じゃないんですか?

→私の知り合いの平和活動家が、友人をデモに誘ったときに言われた言葉。使われない権利は錆びついていくものだということを、非常によく示した言葉だと思われる。


 

 

 

横浜事件関係

8・15から10・10にいたる日本のいわば権力の空洞期に何が日本でおこったか。私が今一番情けなく思うことはじっさいに何もおこらなかったということである。

勝部元 『横浜事件の再審開始を!』(樹花舎)1999年刊 P.64 より

 勝部は戦時中、日本製鉄に勤めていたが、いわゆる「横浜事件」に連座して逮捕され、凄惨な拷問を受けた体験を持つ。勝部は書いている。▼「このすさまじいテロルについては今でもまざまざと想起する。コンクリートの床に正座させられ、両側の刑事に竹刀の竹で大腿部を力一杯なぐられ、前面に腰かけた主任に髪をつかんでひきずられ、どろ靴で顔をふみつけられ、木刀で顔をなぐられる。そしてあまりの痛みに泣き叫びながら意識を失って仆れる寸前に、私はまだ頑張れるぞ、まだ頑張れるぞ、と自分にいいきかせていた。(中略)自分と同じ苦しみをイタリアで、ドイツで、中国で、同志がうけている」▼太ももは皮が裂けて化膿し、壊疽のようになったが、治療はかなりのあいだ許されなかった。どうにか治療が受けられるようになり、少しは治って肉が盛り上がり薄皮が張ってきたころ、また特高警察による拷問を受け、竹刀で太ももをなぐられた。薄皮は破れ、包帯とズボンがたちまち血まみれになった。・・・つい60年前の出来事である。▼この大弾圧、この情報統制、この自由と人権なき社会を直接的に指導していたのが東條英機であった。余談になるが、この東條を美化する映画をつくった現代人(東日本ハウス元会長で、銀河高原ビールを破綻させたあと、今は石原知事の肝いりで大江戸温泉の役員をやっているダメ企業人の中村功が中心)もいるが、まさに平和ボケの極み、狂気の沙汰であろう。

 
ナチス占領下の国々のレジスタンスや民族解放のための闘争のメンバーの場合は明らかに大衆が背後に味方として支えている。自分の死をかけた抵抗が背後の大衆と直接結びついている。しかし、戦時下の日本の場合は違っていた。支持してくれる大衆はどこにもいなかった。

勝部元 『横浜事件の再審開始を!』(樹花舎)1999年刊 P.63 より

 終戦直後、朝鮮人たちは刑務所を襲撃して同胞を解放したが、日本人が襲ったのは軍の倉庫であった。政治犯の釈放はマッカーサーの指令を待たなければならなかった。我が国にとって、これほど恥ずべき歴史はない。

 


 


 


 


 


 


 


 


 


 

 言葉蔵 壱之蔵← 

  →言葉蔵 参之蔵

  玄関 → 言葉蔵 → 弐之蔵


 


※「熊之巣」はリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。
※このサイトに含まれるすべての文章・画像の著作権は、断りのないかぎりクマこと熊谷伸一郎に帰属します。