ここでの水位流量とは各河川観測所の基準点にたいしての±です。和歌山県河川の水位情報
わしがツーリングの対象と考えてる川は、熊野川水系(熊野川・北山川・十津川・四村川・大塔川・赤木川・高田川)、太田川、古座川水系(古座川・小川・その他支流)、日置川水系(日置川・安川・前ノ川)、富田川、日高川です。
これらの川を下り倒せば他の川に足をのばすかもしれません。
- 熊野川 水質:C 写真つき解説のページへ
- 一級河川なので漁期も釣師を回避しやすい。古には熊野古道の川の道。古に思いを馳せて、風光明媚な峡谷を楽しみつつ川下ができます。そんな危険な所はありません。
あえて言えば、発電所放水口から北山川合流までは夏場でも鮎漁の梁が複数設置されてるため通過時に引っ掛けないこと。漁師がいればトラブルを避けるため降りて迂回すべきか尋ねること。北山川合流から志古までは急に現れるジェット船に気をつける。
道の駅熊野川から明治時代の水害による崖崩れが、左右から数箇所川の中に張り出してます。写真意外にも近辺に別の張り出しが数箇所あったと思います。
浅里のキャンプ場から昼島までの1km程の荒瀬はジェットコースターに乗ったように楽しいですが、両岸の釣師の密集度合いによっては注意が必要です。それ以降は気をつけるべき場所は特に無いのでは.. 思い出した。河口から日足まで溯ってくるウォーターバイクがやっかいだ。清流に爆音は困る。
あと個人的には、上流で発電所放流中は透明度がガタ落ちなので避けたい。←水質ランクを他より落とした理由。
- 北山川 水質:B?
- 詳細未調査。観光いかだ下りの区間はリバー・カヤック。ジェット船の区間はレクリエーション・カヤックでもOKのようだ。
- 十津川 水質:B
- 未調査
- 四村川 水質:A 写真つき解説のページへ
- 湯川川合流直後から大瀬への流れや大瀬から谷口への流れは風景がよく是非流れてみたいです。大瀬の橋の下流の落込みとコース中間の右折直後以外に注意ポイントはありません。
野竹地区から旧道が道路から離れすぎて、川が確認できないと思っていたら、国道への合流直前にやっと望遠で川を撮影できる場所がありました。そしたら、危険度の高そうな落込みを多数確認し、とどめに滝も望遠で捉えました。
国道の皆地トンネル前の橋の下や下流にも、多数の落込み・ストレーナを確認し、野竹地区から皆地地区までは危険すぎて川下りは不可能です。上流では短距離ですが、湯川川合流から谷口地区までは風光明媚でおすすめいたします。
皆地地区から下流はあまり危険な場所がなくずっと下れますが、川沿いに道がない曲川地区上流の堰堤をカヤックで迂回する方法がありません。ですから渡瀬隧道手前で一度上陸し、曲川地区まで車で移動し再出発するしかないでしょう。その後は大日山トンネル手前の橋の下にテトラポットが散乱してますので注意して下さい。
- 大塔川 水質:特A 写真つき解説のページへ
- 水質が赤木川より上かも。途中で川湯温泉で露天風呂休息というのが嬉しい。
+36cm の時にはこれより低水位だとライニングダウンが多くなるのでごめんだなと感じました。+55cm の時に下ったら上流部にホワイトウォ−ターの個所があってびびりました。当然沈しました。最上流集落の平のさらに上手に漁協の監視所があり、簡単に河原に降りれ、そこからはリバーカヤックで下れます。
瀞場が多く楽勝と思ってたのですが、リバーカヤック購入後の初めての川下りでは4回も沈しました。(T_T)
- 赤木川 水質:特A 写真つき解説のページへ
- 小口から熊野川合流までは、レクリエーション・カヤックでもOK。それより上流はリバー・カヤックかな。ただ水位が+50cmないと辛い場所が幾つかある。
下流の相須の水神様?の次の瀬の真中に崖崩れで落ちた立木が根ごとストレーナーになってます。そのうち大水で流されると思いますが注意して下さい。一度突っ込んだら枝にこっぴどく叩かれました。(T_T)
水質は最高。和歌山の宝。ゴミを見つけたら拾って帰りましょう。来たときよりも美しく。
- 高田川
- 未調査。水質が赤木川と比較しても遜色なしとの情報あり。
- 太田川
- 下見したことがない。下れるのだろうか?
- 古座川 水質:B?
- 七川ダムより上流は未調査。ダムが無ければ絶好の清流と思うがしかたない。ダム直後はよく調べてないが難易度が高い場所があるかも。美女湯温泉から下は、河口まで特に危険な場所なし。逆にもっと荒瀬が欲しいなと感じた。
- 小川(こがわ) 水質:A 写真つき解説のページへ
- 清流です。滝の拝から下流はレクリエーション・カヤックでもOK。道路から見える範囲では危険な場所はないが、「柿太郎まわり」がどんな按配かでしょう。
滝の拝より上流は更に清流度が上がり、是非下りたいのですが、落ち込み(ミニ滝の拝?)も多数合って綿密な前調査が必要です。しかしその清流度に惚れ込んでるので、いつかリバー・カヤックで下ってやる。
- 日置川 水質:C 写真つき解説のページへ
- 最上流部の近露から富里までは、リバー・カヤックでないと無理だ、というか平瀬の手前に10連続落ち込みというとんでもない個所があって、半分自殺するようなもんじゃないかと思う。とにかく難易度の高い(恐い)コースです。
富里からダム湖までも結構難易度が高そうです。合川ダム直下から市鹿野橋までは未調査。
市鹿野橋から河口までは荒瀬も結構あり楽しめます。ただ2006年に下ったら水質が悪いなと感じた。清流を知ったからどうしても較べてしまうのだろうか。鉄道鉄橋下はテトラポット等の障害物が並べてあり危険です。といううかそこから下流はあんまり面白くないので、鉄橋前で上陸がベターかも。
- 安川(日置川支流) 水質:特A 写真つき解説のページへ
- 大塔山水系、言わずもがな清流です。特に危険な個所もありません。レクリエーション・カヤックでもOKと思う。障害は釣師と水量のみ。
林道・滝谷線の分岐の橋の所が出発に最適でしょう。それより上流は約500m毎ぐらいに堰堤があり実質的に川下りは不可能です。いくつか瀬はありますが、上ノ平地区の橋の手前の瀬が要注意かな。
あとは日置川本流の上野地区の大橋の手前までゆったりとツーリングできるでしょう。
- 前ノ川
- これも大塔山水系なので清流です。しかし落込みや岩障害が多く、危険度が高いのでわしには無理です。下流はダム湖になってしまうのでそんな所に浮かんでも意味は無いし。
- 富田川 水質:B 写真つき解説のページへ
- 福定から二川まではリバー・カヤックなら増水時下れるのでは。ただ二川の手前あたりはかなり難易度高いです。
バス停野々尻から300m下ると落差3mの堰があります。艇だけ投げ落として魚道を歩いて降りる?
二川から滝尻トンネルまではレクリエーション・カヤックでもOKですが、そこから真砂までは岩障害ごろごろでレクリエーションでは厳しいです。リバー・カヤックでも増水時の方がいいでしょう。
ここから下流はあまり危険な個所はありません。ただ水位が鮎川新橋で+20cm以上だと結構荒瀬ができます。テトラポット散乱地点も恐い瀬に変身します。+50cm以上だとわしは恐くて下りません。
市ノ瀬より下流はユンボで掘り返されて景色を楽しめないし、水質も悪化し臭うので市ノ瀬で上陸がベストでしょう。
- 日高川 水質:B 写真つき解説のページへ
- 椿山ダム上流は柳瀬の桃の川橋より上流は詳細未調査です。そこより下流は流量10立米以上なら下れますが、鮎つりの時期は回避のため20立米は必要と思われます。その後は甲斐ノ川発電所の放流口までは、方栗から木村まで気が抜けないと思います。大瀬上流の堰堤は右岸の土手に乗り上げて回避します。ただ流量が多いと恐いです。
金毘羅橋手前の五味の荒瀬は流量が多いと1m程度の荒瀬の波が右岸岸壁に当りコントロールを維持するのがかなり困難になります。金毘羅橋手前の五味の荒瀬は川が大きく右に曲がる入口です。国道から十分見えます。たいしたこと無いように見えますが、カメラをズームして観察しコース取りをシュミレーションすべきでしょう。
推奨到着場所は4WDでないと川原まで下りれませんが、国道の対岸道路の日高川町との境界付近に川に下りる道があります。もうすこし下流のぬかごえバス停の対岸にも川原への4WD道があります。
椿山ダム下流の注意は発電用の取水口と放流口の間のコースは水量が減り、釣師がいると下るのは難しいでしょう。また中木の鳴滝は水量に関わらず要注意です。
高津尾発電所から下流は注意する箇所は無く、川幅も十分なので鮎釣期間中も問題ないですが、滝本橋上流の船津ダムは左岸の魚道を艇に乗って下るか、担いで下るか、引いて下るかして下さい。ただ水量が多いと危険かもしれません。滝本橋から川辺大橋まで初心者でものんびりと安全に下れるでしょう。
- ?川の支流A川 水質:特A 写真つき解説のページへ
- 許容最低水位+40cm、理想水位+50cm、許容最高水位+100cm?(下流本流の観測所の水位)
上流部の最後の山荘がある橋から下流を沢歩き調査済みです。上流部は水質・景色が最高で危険な場所もないので安心して下れます。水位が+40cm以下ならライニングダウンがかなり多くなるので、下流の○○川で遊んだ方がいいでしょう。
中流部では岩障害も多く、危険な落込みが2箇所あるので、エスケープするしか無いでしょう。下流部は、堰堤の一寸上流の淵に川に下れる4WD道があるので、そこから再出発できます。堰堤は艇だけ落として人は魚道を下りることになるでしょう。堰堤より下流は、淵や瀞場が多くかなり漕ぐ必要があるそうです。注意すべき瀬はありません。
- ?川の支流B川 水質:特A 写真つき解説のページへ
- 許容最低水位+30cm、理想水位+50cm、許容最高水位+100cm?(本流の観測所の水位)
支流B川上流部は○○瀞と呼ばれ、名前の通り次々と瀞場があり、カヤッカーよりは沢登りの方に有名です。山やさんはこれは沢登りではないので、「川流れ」とか言ったりするようです。出発点からゴールまでは一切車道が川沿いにないため、トラブルが発生してもエスケープできないので、やはり単独行動は避けるべきでしょう。
出発地点は引戸から。最初は石ゴロゴロでライニングダウンをしないといけませんが、その下流の栗山だと車道から川まで200mはカヤックを担がないといけないのでは。なお出発して最初のうちだけ、手や艇に黒くて紐状の5mm程度黒い川虫が無数について気持ち悪かったですが、そのうち全て洗い流されました。
なお釣師は皆無だと思いましたが、出だしに2名遭遇しました。車道から半時間程歩いてくるらしい。どちらも「すいません。通して下さい」ですんなり通れました。
要注意な落ち込みは「尾呂志屋瀬」も含めて5ヶ所程あります。名前の通りさらに色々な瀞場や渕がつづき飽きさせません。「くらがり渕」という両岸が絶壁で光があまり入らない瀞場もありました。当然その他にも落ち込みや瀬は沢山ありました。
「尾呂志屋瀬」の落差は5m程度でしょうが長さが数十m程度なので、操作を誤らなければ問題無いと思います。あと「亀壷」も川では珍しいので是非探して見て下さい。
多分理想水位は50cm前後かな。水位が100cmになると逆に危険すぎると予想します。
注意点はアブの仲間で、アブの半分程度の体長で目が青いイヨシロオビアブ(オロロ、ウルリ、テジ)数匹に常時追いまわわされました。凄く攻撃的でしつこいです。パドルの合間に十匹は潰しました。
あと岩を何回も手で掴みますから、滑り止めのついたドライビング手袋などの装着を安全のために推奨します。時間は多分3〜4時間で下れるでしょう。
○○瀞終点から本流合流地点までは危険な個所はありません。水質は最高で景色も見るべきものがあり楽しめます。ただ釣師を回避する必要がままありますので、釣師の邪魔をしないよう気をつけて下さい(鮎解禁前に下るのが一番)。蛍ヶ淵のすぐ下流の瀬の左岸に樹木がせり出してる場所は樹木の下に流されないように気をつけて下さい。
本流の水位が50cm前後が理想でしょう。水位がマイナスならライニングダウンがかなり多くなるので、下流の○○川で遊んだ方がいいでしょう。
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