今なぜ野球なのか

今なぜ少年少女、野球・ソフトボールなのか?




私は野球・ソフトボールが大変好きで、そして子供達の成長を見るのが大好きで、少年野球部の監督を 12年もやっています。このページでは何が楽しいか?またどこが面白いか?など綴って見たいと思います。



  1. 少年少女、野球・ソフトボールの素晴らしさ

    • 少年・少女期に大切な五感の発達
      人間の一生で五感(視覚、触覚、聴覚、嗅覚、味覚)の形成に一番大切な時期が小学校入学から3,4年生であるといわれています。 その時期に野球・ソフトボールに関わらずスポーツをすることがとても大切なことなのです。しかしその中でも野球・ソフトボール についてはこの五感を発達させる為の訓練が常に練習の中に取り入れられているのです。

      すなわち

    • 視覚
      飛んでくるボールを正しく見る。どこに飛ぶのか、どの位のスピードなのかこれは野球・ソフトボールの基本であると共に、生活を送る上で 一番大切なのが視覚です。
      又、飛んできたボールに対しどの位のスピードで走れば追いつけるか?どういう向きに走れば良いのか?全てに判断力が必要とされ、 その判断力の養成にも役に立っています

    • 触覚
      スポーツの中で触覚が大切なスポーツはたくさんあります。バスケットボールは掴む、投げる。バレーボールは受ける、たたく。 綱引きは掴む。相撲は抱える、投げる。等々いろんなスポーツで大切にされています。
      しかし野球・ソフトボールはどうでしょう。グラブで受ける、ボールを握って投げる、バットを使って打つといった具合に自分の能力の他に バットという道具を使って動作を補うこんな事もやっているんですね。空間を飛んでくるボールをバットという道具を使って打ち返す
      それがいかに難しい事か経験者ならずとも、誰でも分かることです。

    • 聴覚
      野球・ソフトボールに関わらず聴覚も大切な要素の一つです。なぜなら守備をする時、打者が打った時の音がとても大きな要素を締めているからです。
      つまりカーンといい音がした時はとてもよい当たりで遠くまで飛びます。でも鈍い音だと当たり損ねで高いフライになったり詰まったフライになってしまいます。
      それを見極めるのにも聴覚が大切なのです。

    • 嗅覚
      嗅覚は野球・ソフトボールに関わらずスポーツに余り関わりがない様に思えますが、これも試合や練習中に知らず知らずに使っているものなのです。
      ちょっと強引なこじつけになるかも知れませんが、風向きを知る為に結構使っているんですね!なぜかというと何かの匂いを感じた時 回りを見ると匂いの元が必ずある訳で風はそちらから吹いてくるのです。その時風向きを知ることができ球の飛ぶ方向を予測する上でとても役に立ちます。
      従って嗅覚も大変大事な要素なのです。

    • 味覚
      最後に味覚ですが。これこそスポーツには関係ない要素のように思われますが、とんでもないこれが一番大事な要素なのです。
      つまりこの時期に覚えた味覚は一生変わることがありません。従って体造りの為、いろんな食材をバランス良く食べさせること、これができる親を持つことは すなわちスポーツにおいて一番大切なことなのです。健康な身体には健やかな心が形成されるのですから!
      間違っても、熟の行きや帰りに一人でハンバーガーだけで済ませたりすることは禁物です。


  2. チームワークの大切さ

    • 私は野球・ソフトボールに限らず団体で行うスポーツのチームワークこれが今の子供達にはとても大切なのです。

      具体的には、今の子供達は何かというすテレビゲームやパソコンに走ってしまいます。
      これはなぜかというと、ゲームやパソコンは自分が気に入らなければ電源を切ればよいからです。気に入らなければ消してしまえば良いからです。
      自分勝手に物事を済ませてしまう事ができるからです。これでは社会に出た時、本人が悩んでしまうことになります。
      そこでこの団体競技においてチームワークの大切さを学ぶことが大切なのです。

      野球・ソフトボールは9人いないとチームはできません。その為に子供達は友達を何とかクラブに入れ様と一生懸命になります。その段階で初期の チームワークが形成されていきます。

      次に練習を積んでいくとピッチャーに向いてる子、キャッチャーに向いてる子、外野をやりたい子という風に個性とやる気で守備一が次第に決まるようになってきます。 その内に声を掛け合って引っ張っていく子供が出てきます。それがチームワークの第2段階です。

      練習の中でうまい子はどんどん守備位置を固めていきますが、多少運動能力の劣る子は中々レギュラーを取ることは難しいと考える様になりますが それでも目標のしっかりとしたチームは落伍者を出しません。皆でやっているから強いんだ。皆でやっているから試合に出られるんだ。
      こういう感覚が出てくるとチームワークの第3段階です。こうなると子供達でどんどん練習はするしどんどん強くなっていきます。
      そして一番大事なチームの中での自分の役割を自然に覚えていくのです。

      それが社会に出て一番大事な今自分が何をするべきか?を知る為の訓練になると思うのです。今の社会はあまりにも自分を見失った人間が多すぎるように思えます。 そんな社会を作らない為にもここでは野球・ソフトボールを薦めます。



  3. 保護者の方へ

    • 私は自分の子供達の時はまだそんなに感じなかったことがありますそして今では後悔すらしていることがあります。

      それはもっと自分の子供達の成長を一緒になって見てやることができなかったと思っています。

      1年生で野球部に入ってきた子供がいると思って下さい。
      ボールなんかろくに投げられません。そんな子が2年生3年生になるに連れボールを投げられるようになる。
      3mが5m、10mと伸び、ノックも受けられる様になる。そして4年生頃になるとかなり速い球を投げられる様になる。
      そして更に5年生にもなるとこちらの手が痛くなるほどの球を投げられるようになる。
      6年生では対等以上の球を投げてくる。そんな成長を見ているともっと早く気づいて自分の子供達と一緒に野球をやっていればと後悔をしてしまいます。

      そんな後悔をしない様に、保護者の皆さん自分の子供にもっともっと手を掛けてやって下さい。

      どうせ中学になったら自分の世界を持って親から離れていくのですから。小学校の内だけですよ!


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