京都の方言

ようこそ 京都の方言へ!


◎京の方言
※イントネーションと使われる状況までお伝え出来ないのが残念ですが。
京ことば意 味使い方・備考

あがる

北へ向う
北へ行く
「この先の角をあがった3軒目です」・・・この先の角を北に向かった三軒目です。
理由、元々京都の土地は北へ向かうに連れて標高が高くなる事から北へ向かう事をあがると言う

あかん

だめ、いけない「そんなんしたらあかん」・・・そんな事をしちゃいけません
あきません
あきまへん

いけません「そんなんしたらあきません(あきまへん)」・・・そんな事をしてはいけません

あて

「あての着物」・・・私の着物、「あてのゆうこと」・・・私の言う事
あてもの
あてもん

なぞなぞ
懸賞
「あてもんでもしょうか」・・・なぞなぞでもしようか

あてる

敷く「お座布でもあてて」・・・座布団でも敷いて

あほ

馬鹿「あほか」・・・馬鹿じゃない
※言葉のあたりは馬鹿より遥かに柔らかい
あんた
あんたら

あなた
あなた達
「あんたこれやって」・・・あなたこれやって「あんたら何してんの?」・・・あなた達何してるの?

いぃー

「いぃーが痛い」・・・胃が痛い、京都弁(関西弁)では決して胃ではなく「胃ぃー」という様に胃の後ろに「ぃー」と明らかに母音をつける

いけず

意地悪あの人いけずな人やねー・・・あの人とても意地悪い人ですねー
でも女の子が好きな人に使うのは 意地悪という意味ではなく、好きな人に「好き」と聞かれて答えにくい時などに可愛く「いけず」と使う
いね
いに

行きなさい
帰りなさい
「はよいに」・・・早く帰りなさい
「はよいね」・・・早く何処かへ行って(目の前から消え去って)
うち
うちら


私たち
「うちのことどう思てんの」・・・私の事をどう思ってるの
「うちらの話し聞いて」・・・私たちの話しを聞いて

おいでやす


いらっしゃいませ
お客様を迎える時に使う・・・「おこしやす」と同義語

おいど

お尻「大きいおいどやこと」・・・大きいお尻だこと

おおきに

有り難うございます感謝の気持ちを込めて・・・前に「毎度」を付けると更に気持ちがこもる

おおきに

有り難うございます感謝の気持ちを込めて・・・前に「毎度」を付けると更に気持ちがこもる

おきばりやす

頑張って下さい「おきばりやす」「おきばりやしとくれやす」・・・さきに帰る時などに悪いなと言う気持ちを込めて使う

おこしやす

いらっしゃいませお客様を迎える時に使う・・・「おいでやす」と同義語

おこもさん

乞食(こじき)
ルンペン
「おこもさんに連れて行かれるえー」・・・乞食に誘拐されるよ

おしやす

なさいませ「そうおしやす」・・・そうなさいませ

おはようおかえり

行ってらっしゃい「行ってきます」に応えて、そのあとに使う(ただ行ってらっしゃいより早く帰ってきて欲しいと言う気持ちが篭もっているでしょ)
かましまへん
かましません

かまいません「しゃべってもうて、かましまへん」・・・話して頂いて結構です

かんにん

ごめんなさい「もうかんにんや」・・・もうごめんなさい

ぎょうさん

たくさん「ぎょうさんお上がり」・・・たくさん食べて下さい

けったい
けったいな
おかしな
不思議な
「けったいな人やなー」・・・おかしな人ですねー、
「けったいやなー」・・・不思議だなー

ごっつぉーさん

ごちそうさま「ごっつぉーさんでした」・・・ごちそうさまでした

さがる

南へ向う
場所を説明する時などに使う
四条河原町下がる東側の6軒目です・・・四条河原町を南に向かって東側の6軒目です

さぶいぼ

鳥肌気持ち悪る、さぶいぼ出てきた・・・気持ち悪い、鳥肌たってきた
しはる
しやはる

する
される
「こんなことしはるねん」・・・こんな事されたのよ、

しばく

たたく
殴る
「しばいたろか」・・・たたいてやろうか

しゃーない

しようがない「しゃーないなー」・・・しょうがないなー
しんどい
しんどおす

疲れる
難しい
「しんどいなー」・・・疲れたなー、「そんな仕事しんどいなー」・・・そんな仕事難しいなー

そやから

そうだから
だから
「そやからゆうたやん」・・・だから言ったじゃない

そんなん

そんな事「そんなんちゃう」・・・そんな事じゃない

せいだい

一生懸命
精一杯
「せいだいおきばりやす」・・・一生懸命頑張って下さい

・・・ちゃう

・・・じゃない
・・・違う
「あんたあほちゃう」・・・あなた馬鹿じゃない、「あほちゃうか」・・・馬鹿じゃない、の疑問形と「違う」と言う否定形に使い分けられる
でけへん
できひん

出来ない「そんなんでけへんは」・・・そんなのでないよ、「できひんできひん」・・・出来ない出来ない

・・・どす

・・・です「そうどす」・・・そうです、「そうどっしゃろ」・・・そうでしょう

どつく

殴る
たたく
「どついたろか」・・・殴ってやろうか

どんつき

突き当たり
袋小路
「どんつきまで行って下さい」・・・突き当たりまで行って下さい、「そこはどんつきになってます」・・・その通りは袋小路になっています

ねき

そば(傍)「ねきへおいで」・・・私のそばへおいで、「ねきまで来たんで」・・・傍まで来たので

・・・ねん

・・・なのよ
・・・なのだ
「そやねん」・・・そうなのよ、「あかんねん」・・・だめなんだ

はぁー

「はぁーが痛い」・・・歯が痛い、京都弁(関西弁)では決して歯ではなく「歯ぁー」という様に胃の後ろに「ぁー」と明らかに母音をつける

はよ
はよー
早く「はよーはよー」・・・早く早く
「はよして」・・・早くして

ひがし、にし

東・西タクシー等で「四条堀川を東へ行って下さい」と行き先を告げる・・・京都は東西南北碁盤の目の様な通りに加え、三方を山に囲まれており山のない方向が南と分かる為、 東・西と使い分けられる。タクシーに乗って行き先を告げる時、右へ・左へと使うとすぐ京都の人間でない事がばれてしまいますよ。

ひとかわ目
一皮目
一重瞼「あの人ひとかわ目やさかいやさし見える」・・・あの人一重瞼だから優しく見える

ふたかわ目
二皮目
二重瞼「あの人きれいなのふたかわ目」・・・あの人きれいな二重瞼

ほかす

捨てる「それほかしてきて」・・・それを捨ててきて

ほな・・・

じゃあ・・・
それでは・・・
「ほな行くわ」・・・じゃあ行くわ、「ほなさいなら」・・・それではさようなら

身が入る
(みがいる)
筋肉痛になった状態の事「身がいった」・・・筋肉痛になった、「身が入ってしもた」・・・筋肉痛になってしまった

めぇー

「めぇーがかゆい」・・・目が痒い、京都弁(関西弁)では決して目ではなく「目ぇー」という様に目の後ろに「ぇー」と明らかに母音をつける

・・・よし

・・・しなさい「こっちにきよし」・・・こちらへいらっしゃい、「はよしよし」・・・早くしなさい

よろしゅうおあがり

どう致しまして又はお粗末様でした「ごちそうさま」の後に使う・・・食事を出し、相手の方の「ごちそうさま」に呼応する



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