「身体を動かすことと学習とは密接な関係があります。脳の中では入力と出力がセットになっていて、入力した情報から出力をすることが次の出力の変化につながっています。
 身近な例でいえば、歩けない赤ん坊が何度も転ぶうちに歩き方を憶える。出力の結果、つまりここでは転ぶという経験を経て、次の出力が変化する、ということを繰り返す。そのうちに転ばずに歩けるようになってくる。」

養老孟司
「バカの壁」(新潮親書)からの言葉

P.93の1行目から。
ちょっと長いですが、学ぶということは全てこれだって気がしたので、全部引用しました。
憶えられない?そんなことはない、まだ転び足りないだけさ。
人間は少しずつかもしれないけれど、日々進歩できるのさ。
どこまでいけるかは個人差があるのかもしれないけれど、絶対に一歩も前に行けない人なんて
今まさに三途の川を渡ろうとしているという人以外いないはず。

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