「いたずらと罰はつきもんだ。
罰があるからいたずらも心持ちよくできる。
いたずらだけで罰はごめんもうむるなんて下劣な根性がどこの国にはやると思ってるんだ。
金は借りるが、返すことはごめんだという連中はみんな、こんなやつらが卒業してやる仕事に相違ない。」

夏目漱石
「坊っちゃん」からの言葉

これは夏目漱石の考えなんでしょうか、それとも距離を置いて、こういう分かったような分からないような理屈を言う人物を楽しんでいるのでしょうか。
坊っちゃんという作品そのものが印象的ですが
「根性がはやる」とか
借金を踏み倒すことを「仕事」とか
言葉の使い方自体もとても面白くて、この部分は特に印象的です。

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