2018年6月28日更新

受験体験記・保護者の方からのお便り(パート3)

集団塾に通っていたのに、なぜ塾を退塾したのか。
お父さまがその決断の経緯についてお書きくださいました。


お父さまからのお便り

4年生で大手進学塾に入塾

娘が中学受験を目指し、大手進学塾に入塾したのは小学校4年生になってからでした。
入塾試験を受け、最初は全体の真ん中のクラスからのスタートでした。
とりあえず入塾させたことにホッとし、塾の教育方針に従い、お任せすることにしました。

小学校4年生と言えば、まだ中学受験のイメージも沸かず、小学校の生活も楽しい盛りです。
親としては、学校から戻って、塾に向かってくれるだけでも一歩前進と考えていました。
5年生になり、クラスの順番も上下を繰り返しながら安定はしませんでしたが、特に気にはしていませんでした。

5年生の夏休みに行われる夏期講習もしっかり通塾し、秋の季節を迎えたある日、娘が「時計算」の問題を公式を使って解いている時、「なぜ、5.5で割るの?」と質問してみました。
すると、「友達が塾で先生に同じ質問した時、『理由はいいとして、5.5で割るように覚えましょう』と言ってたよ」
と回答が返ってきました。

その一言が私の頭に残り、娘は算数の根本が理解できているのかどうか、不安になりました。
また、生徒から質問を受けているにも関わらず、説明しようとはせず、ただ覚えて下さい、という塾の先生にも疑問を持ち始めました。
不安と疑問が次第に大きく膨らんでいき、そのまま通わせていて良いのかどうか、自問自答するようになり、大手進学塾を辞め別の塾に通わせることを考え始めました。
しかし、時は5年生の秋。塾を変えることが娘にどのような影響を与えるのか、親としても長らく悩みました。

大手塾に疑問、ではどうしたらよいのか

ネットで他の進学塾や個人塾、家庭教師など、いろいろと調べた結果、集団塾ではなく個人塾または家庭教師マンツーマンで授業を受けることによって、娘が疑問に思っていることを徹底的に教えてもらえるに違いない、という決断に至りました。
もちろん、集団塾で算数力を大いに伸ばしている子供たちは沢山います。
ただ、娘の場合は集団塾や先生との良きご縁には恵まれなかった、ということで自らも割り切るようにしました。

久保田先生に指導をお願いした理由

さて、そうと決めたら、早速マンツーマンで算数を教えて頂ける個人塾・家庭教師探しを開始。
時間をかけネットで検索し、何人かの個人塾・家庭教師の先生とお話しをしました。
その中でも、久保田先生は別格でした。
久保田先生とお会いする前には、先生のサイトやブログを読みました。
読めば読むほど、久保田先生の算数指導の方針の虜になっていきました。
そして最初の体験授業へ。
とても温和で、教え方も懇切丁寧。子供が疑問に思うところも分かるまで懇切丁寧に教えて下さる。
そして、子供が算数のどの部分で躓きやすいかもよく分かっておられ、躓かないように、生徒の理解度のペースに合わせてうまく導いて下さる。
私がサイトやブログで読み込んで想像していた通りの先生のご指導方針に直接触れ、正式に授業を申し込みました。

(いよいよ授業スタート)

週に1回120分授業。
5年生の秋、「自由自在」を使っての基礎部分から再スタート。
覚えなければならない公式は「公式ノート」へ記録。
娘の算数力は着実に伸びていきました。
模試で点数が悪かった場合でも、久保田先生は「大丈夫、気にせずに」とおっしゃりながら、正解しなければならない問題とできなくてもよい問題をしっかり明確にして下さる。
その的確な指導が娘にとっては大きな励みと自信につながっていったと思います。

(過去問の取り組み。そして試験当日へ)

6年生の初夏。
いよいよ、過去問に取りかかることになりました。
第一志望校の初めての過去問。
算数の点数は15点。。。
それでも久保田先生は、「初めての過去問。どの生徒さんも最初は同じです。全く気にせずに。大切なのはこんな問題が出るんだ、ということを肌で感じておくこと」、と優しく励まし続けて下さる。
夏休みは授業の回数を少し増やしましたが、授業のペース自体は普段と変わりなく進めました。
あっという間に夏休みも終え、いよいよ季節は秋へ。
第一志望校の過去問は10年間分を繰り返しながら、間違ったところや理解不十分な問題は、理解できるまで何度も繰り返す。
その地道な作業の継続により、冬休みには合格平均点まで到達。
それでも試験当日までは決して油断することなく、苦手なところは「自由自在」と「公式ノート」で確認作業を行いながら、第一志望校と併願校数校の過去問を試験前日まで繰り返していきました。

いよいよ2月試験当日。
試験後、細かな計算過程の記述回答が求められる第一志望校の算数の感触は、「全ての解答を記述一杯で埋めることができた!」と嬉しそうに話す娘の姿。
そして、遂に合格を手に!

大手進学塾を辞め、久保田先生に教えて頂く決断をして本当に良かったと思っています。
第一志望としていた中学校へ娘が合格できたことは久保田先生のおかげ様で、感謝の気持ちで一杯です。

算数は、理論的な思考をしたり、数字やデータに基づいた説得力ある話を展開するためにも大切な基礎科目。
その力は、将来社会に出て仕事をする上でも求められる力だと考えています。
中学校から始まる数学を学ぶ上での土台となるのが「算数の考え方」。
受験勉強を通じ久保田先生にその考え方をご教授頂けたことは、娘にとって一生の財産になっていくことを確信しています。

他の科目について

大手進学塾を退塾してからは、算数は久保田先生のご指導に絞り、国語は国語専門塾に通塾しました。
また、理科と社会は自宅近所にある進学塾の指導を受けました。

娘の今

お陰様で、晴れて四月より、第一志望校へ通学しています。
すぐに友人もできクラスにも溶け込み、毎日楽しい中学生活を楽しんでいます。
先にも書きましたが、数学は理論的な思考や話を展開するためにも重要な科目。
娘と話をし、中学進学後も久保田先生の授業を継続して受けています。
「算数」から「数学」へ。
週1回90分。
受験を意識することなく、ゆっくりじっくり数学の楽しさを久保田先生から学んでほしい、と思っています。

心から感謝の気持ちを込めて、久保田先生から得られた学びを書かせて頂きました。
本当に有難うございました。
そして、引き続き、ご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

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