解き方
(1)解説
まずどうグループ分けするかがポイント。
大体わかりますね。次のようにグループ分けします。
第1グループ 1
第2グループ 4 3 2
第3グループ 9 8 7 6 5
第4グループ 16 15 14 13 12 11 10
第5グループ 25 24 23 22 21 20 19 18 17
これで何かが見えてきましたね。
そう、各グループの先頭の数字は平方数です。
だから、2008に近い平方数を探す。
また、右から見ていくと、重複なく1から順に並んでいることに気が付きます。
これは(2)で役立ちます。
では、まず2008に近い平方数を探しに行きましょう。
50×50=2500
すぐ思いつくのはこの辺りでしょうか。
ここから段々小さくしていきましょう。
49×49=2401
48×48=2304
この感じからすると、45×45辺りがちょうどみたいですね。
45×45=2025
ここから
第45グループが次にようになっているとつかめます。
2025 2024 2023 2022 ・・・・・
その前の第44グループはどうなっているでしょう。
44×44=1936ですから
第44グループは次のようになっています。
1936 1935 1934 ・・・・・
と言うことは、2008は第45グループの途中にあるということです。
なぜなら、第45グループの最後の数は1937だからです。
では、2025から2008までは何個の数字が並んでいるのか。
2025−2007=18ですから、18個並んでいます。
(引くのは2008ではなく、2007ですよ!)
また、第44グループまでで、何個の数字が並んでいるのか。
各グループの個数は、ちょうど奇数の順番になっています。
そして、44番目の奇数は44×2−1=87 なので
1+3+5+7+・・・・・+87=44×44と計算して
1936個あると分かります。
(N番目までの奇数の和=N×Nを忘れていませんね?)
実は、各グループの先頭の数字は、そのグループまでの最後の数字で、
しかも、各グループの数字は、重複なく、1から順番にならんでいるので
グループの先頭の数字は、そのグループの最後の数字までで何個並んでいるのかを表しているのです。
だから、44グループまでの個数は、44グループの先頭の数字、1936と同じなのです。
つまり、答えは1936+18=1954番目となります。
(2)解説
これは、1から順に数字が並んでいることから考え
いくつまで足せば合計が2008を超える数になるかをまず考えます。
その数をAとしましょう。すると次の式ができます。
(1+A)×A÷2=2008
(1+A)×A=4016
つまり、(1+A)×Aの結果が、4016以上になった時のAが求めるAです。
では、そのAを探しましょう。
1違いの2数の積ですから、とりあえず近めの平方数を探ってみましょう。
20×20=400
あれ、全然関係なかったですね(笑い)。
でも、試験場では、とにかく思いついたことを色々やってみるのが大事です。
そして、では、次に何をしてみたらよいかと考えていくのです。
60×60=3600
70×70=4900
何か一気に近づいた気がします。
62×61=3782
63×62=3906
64×63=4032
さあ、分かりますか?
上の3つの式から、Aはズバリ63です。
では、次に、63が第何グループに入っているかを考えましょう。
これは各グループの先頭が平方数であることを使えば簡単ですね。
49<63<64ですから
第8グループに入っていることが分かります。
こういうときも、頭だけで考えないで
実際に第8グループを書いてみましょう。
第8グループ 64 63 62 ・・・・・
あらまあ第8グループの2番目にもう登場です。助かります。
ところが、ここで油断大敵!
数字は大きい方から並んでいますから
この63までを足しても、合計は2008になりません。
実際に確かめてみましょう。
第7グループまでの数字の合計は
(1+49)×49÷2=1225です。
これに64と63を足しても
1225+64+63=1352にしかならないのです。
そう、第8グループまでの合計から、後ろの数字を引いていくという作業が必要になります。
第8グループまでの数字の合計。
(1+64)×64÷2=2080
ここから第8グループの最後の数字から順に引いていきます。
第8グループの最後はいくつでしょう?
第7グループの最初が7の平方数の49ですから、その次の50です。
つまり、もう一度、第8グループを書き出すと
第8グループ 64 63 62 ・・・・・ 53 52 51 50
と、なっているのです。
まず50を引いて2030です。
次にここから51を引いて1979
あ、2008より小さくなりました。
と言うことは、51までを足せば2008を超えるということです。
では、51は何番目の数でしょう。
第8グループの最後の数字の50が64番目ですから
その一つ前で、63番目と分かります。
答えは63です。
試験場で、どうアプローチしていけば良いかも示したかったので
長ったらしい解説となってしまいました。
でも、分かりにくい所があったら、何度も読み返して、しっかり自分のものとしてください。