ウィーランス(Whillans)のシット・ハーネス

現在のクライミング用ハーネスの元祖といえばこれ。イギリスtroll社のベスト・セラー。
発案者のドン・ウィーランスは1950年代から70年代にかけて活躍した英国のクセのある?クライマー。


実はこのハーネスは実践では使わずじまいで、今日に至ってしまいました。

これは、海外赴任中にフランス・シャモニの登山用具店で購入したものです。

購入した理由は、これを付けてマッターホルンへ登る為だったのですが、仕事との兼ね合いで結局は実現しませんでした。

(1980年7月に購入したものです。)

 

わたっちさんのHP

「わたっちワールド」からのご紹介です。

 

(現場監督からのコメント)

これも憧れの逸品で永遠の定番ですね。これが市場に出た時、私はまだ駆け出しの新人でした。

当初、このタイプは頭を逆さまにして落ちた場合、スッポ抜けるなんてことが言われて、新人は上半身もセットになったフルボディ・ハーネスしか使わせてもらえなかったという記憶があります。(私が最初に買ったのはICI石井の森田勝モデルでした。)

だから、この「ふんどし」スタイルのハーネスを許された時はちょっとは一人前になったかな、なんて気になったものです。

今ではフルボディ・ハーネスなんて仰々しいモノはどこにもないですね(笑)

 

しかし、植村直己氏の著書「エベレストを越えて」にも出てきますが、このウィーランスという人はなかなかの荒くれ者らしい。

酒好きのヘビー・スモーカーで、紳士が多い英国登山界ではちょっと異端。バイキングの血をひいた山屋といった感じです。

アンナプルナ南壁を初登し、またエベレストでは高所キャンプでも酒浸りだったとか。

その反面、このハーネスの他、ウィーランス・ボックステント(日本では販売せず?)などを作ったりして、なかなか興味深い人です。

 

[戻る]