社会人山岳会21987.5〜89.4)



三ツ峠でトレーニング(5月)


谷川岳・一ノ倉沢中央稜(7月)

 ヒマラヤ遠征から帰ると私はしばらく山から離れてしまった。大学卒業,就職,そして転職と忙しかったこともあるが,そればかりではない。 

 予期していなったことだが、ヒマラヤという一つの大きな目標が終わった途端,私の心の中には大きな穴が開いてしまった。あれほど夢中だった山に対してやる気が失せてしまったのだ。

 その後,結婚し、山へ行くこともほとんどなくなってしまった。ところがある日、職場の友人が剣岳へ行ってきた話を聞き、自分ももう一度山へ行きたいという気持ちが急速に湧き上がってきた。
 こうして、私は再び山の世界へ足を突っ込むことになる。
 ザラザラした岩の感触、稜線を吹き抜ける風の冷たさ、吸い込まれそうな高度感…。
 普通の人なら、何がそんなに面白いのか不思議だろうが、一度、山に夢中になった人間は、おそらくそう簡単にこの世界から抜けきることはできないのだろう。

 せいぜい月一回のペースだったが、仕事の合間を縫って、谷川岳,剣岳,北岳バットレスと、私は再びクライミングに夢中になっていった。


剣岳八ツ峰Y峰Aフェース(8月)


剣岳・チンネ(8月)


谷川岳・幽ノ沢(9月)


北岳バットレス・ピラミッドフェース
(10月)

この頃登った主なルート
谷川岳・一ノ倉沢中央稜(2回)
 〃  一ノ倉沢烏帽子奥壁中央カンテ
 〃  一ノ倉沢烏帽子奥壁凹状岩壁(核心部まで)
 〃  幽ノ沢中央壁左方ルンゼ
剣岳・八ツ峰六峰Aフェース中大ルート
 〃      CフェースRCCルート
 〃 チンネ左下カンテ
北岳バットレス四尾根下部フランケ
 〃     ピラミッドフェース
小川山・屋根岩2峰南稜
 〃  大貧民ルート


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