社会人山岳会 1 (1979〜)

 


 


春の槍ケ岳山頂(5月)


日和田山のゲレンデで

 大学山岳部を辞め、しばらくは一人で山を続けることにした。
 しかし、やはり単独行を続けていると、自分の限界を感じるようになる。一人だと気楽でいいが、より高くより困難を目指すにはもう少し修行が必要だった。
 そこで、一から出直そうと東京のある社会人山岳会に入ることにした。

 それまで、学校のクラブしか知らなかった私にとって、年齢も環境も異なる人たちが集まる会というのは、新鮮な刺激があった。
 会の中では私より一つ年下のT君が師匠となり、ザイルパートナーとなってくれた。
 剣岳での合宿を皮切りに、憧れの一ノ倉沢、晩秋の明星山南壁、そして冬の穂高と、とにかく計画があれば、大学の授業そっちのけで山へ出かけていた。
 
 そんなある日、私にも大きなチャンスが訪れた。
 ヒマラヤへ行こうというのである。
 私にはまだまだ先のことのように思えたが、会のメンバーに
「チャンスはいつでもあるわけではない。行ける時に行くしかない!」
と言われ、参加を申し出た。


夏合宿・剣岳八ツ峰(8月)


一ノ倉沢・南稜テラスにて


厳冬期の八ケ岳

[当時、登った主なルート]
剣岳・八ツ峰上半部
谷川岳・一ノ倉沢南稜(2回)
 〃  ・一ノ倉沢三ルンゼ
 〃  ・幽ノ沢正面壁正面フェース
明星山・P6南壁左岩稜
 〃  ・P5ドーム正面壁ルート〜墓石稜
 〃  ・P6フランケ正面ルート
穂高・屏風岩東稜(11月下旬)
穂高・西穂〜奥穂(1月)
八ケ岳・立場川広河原沢三ルンゼ(2月)
 〃  ・大同心南稜〜小同心正面クラック(2月)


 

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