ャレンジ・ウルトラランニングin富士五湖




新緑の富士五湖は晴れていれば最高の景色を味わえる。しかし、100kmは遠い。

日 程:1995年5月13日(土) 晴れ
コース:山梨県・富士五湖
     富士北麓公園〜山中湖〜河口湖〜西湖
     〜精進湖〜本栖湖〜精進湖〜河口湖
距 離:105km地点でリタイア
タイム:13時間22分14秒

 以前TVで、甲府のある高校が夜を徹して「強行遠足」というものを実施しているドキュメンタリーを見たことがある。何でも夜を徹して100kmを走るという、それは凄まじい内容だった。それ以来、私も一度はこの100kmという距離に挑戦してみたいと思っていた。
 大会の前日は春の嵐といった感じの大雨。それでも未明には晴れ、ホッとする。
 午前4時半。「5,4,3,2
」カウントダウンによりいよいよスタート!
 忍野八海ののどかな村落を越し、最初の湖「山中湖」へ。朝の日射しの中、雪を頂いた富士山が何ともいえず美しい。一周しR138号を行く。
 富士急ハイランド前で、ようやく42km。フルマラソンの距離を走り終えたが、ここからがいよいよウルトラマラソンの距離だと気を引き締める。タイムは4時間ちょっと。ほぼ計算どおり10km1時間のペースを維持できている。
 河口湖の北岸を回り、西湖へ。その間の峠越えはかなりキツく、ここで初めて歩いてしまう。西湖から先、オウムで一躍有名となった上九一色村へかけての道は観光客のマイカーで渋滞し、その脇を声援を受けながら走る。
 75km付近に休憩ポイントがあり、ここでデポしておいた新しいシャツとソックスに交換した。しかし、ここで腰を下ろしたのがよくなかった。少し休んでいざ立とうと思っても立てないのだ。すでに身体は悲鳴を上げ、あとは精神力の勝負だった。ほとんど歩くようなスピードだが、それでもできる限り腕を振ってすり足で先へ進む。
 本栖湖を一周した後は、とにかく給水所のたびに小休止せずにはいられなかった。制限時間内にゴール(117km)するのは難しいため、とりあえず100kmはクリアしようと目標を切り替える。復路の西湖を過ぎたところでちょうど100km。そこから残り5kmを歩いたところでリタイアした。足全体が燃えるように痛かったが、自分では満足していた。
 その後、リタイアした者を回収するバスに乗せてもらいゴール地点へ向かった。もうすでに辺りに暗く、それでもあきらめずに足をひきづりながら走っているランナーたちが大勢いた。彼らを見ているうちに、自分は100kmを走っても勝負に負けたことを痛感させられた。

[参考タイム]
 10km        59分23秒
 20km     2時間04分03秒
 30km     3時間07分44秒
 40km     4時間08分34秒
 50km     5時間13分54秒
 60km     6時間28分06秒
 70km     7時間45分04秒
 80km     9時間23分29秒
 90km    10時間56分18秒
100km    12時間29分24秒
105km    13時間22分14秒

[私なりのアドバイス]
・事前のトレーニングは最低でも半年前からしておきたい。
 毎日、短い距離を走るよりは40km以上の長い距離を1週
 間おきに走る方がウルトラマラソンでは効果的である。
・とにかく、すり足気味に極力上下動を無くし、足(特にヒザ)
 への負担を少なくして走るのが良い。
・シューズはウルトラマラソン専用のある程度、底の厚い物が
 良い。シューズを慎重に選ばないと必ずヒザを痛め、靴ズレ
 ができる。
・エイドステーションでは水分・食糧を充分に取ること。
 途中でガス欠状態になると元に戻すのは難しい。
 また、走っている途中でもストレッチをこまめにした方が良い。


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