ツアーの企画と準備

始まり

隊長戸根が「E-tour」メンバーに、今年は行こうと声を掛けたのが3月。早めに決めようと、4月にビヤホールに集まって作戦会議をひらいた。

「やっぱりヨーロッパだ。」、「せっかく行くなら1週間じゃ足りない。」など思い思いの意見が出る。メンバーは皆サラリーマンなので、航空券は高いけれどまとまって休みが取れるお盆の時期に行くことになった。

目的地はどうするか。5年前にスイスに行ったので、今回は違うところ。第1案はスペイン、ワールドカップが開かれたグラナダの大エリアを見たい。第2案はオーストリア、エリア情報が比較的手に入りやすそうだ。スペインの夏の暑さは半端ではないらしいということで、オーストリアに行くことにする。観光もできるし。

チケット手配

以前にもお世話になった、パラツアーベテランの前谷氏がいるアドベンチャーロードに、戸根が代表してチケット手配(航空券、ホテル、レンタカー)をお願いする。すばらしい周遊コースを提案してもらったが、パラワールド1992年12月号のチロル特集を参考に、インスブルック近郊滞在型にすることにする。

お盆の時期の格安チケットは5月連休を過ぎると急に入手が難しくなる。休みが取れるかはっきりしなくて参加メンバーがなかなか固まらない。ぎりぎり5月中旬にメンバー確定、予約はアリタリア航空になった。ホテルの方もバカンスシーズンまっただ中なので、希望の安いクラスは予約できず、4ツ星クラスのインスブルックホテルになった。(インスブルック中心街にあって、もちろんとても便利だった。)
出発準備

なにはなくともパスポート。現地の移動はレンタカーなので、全員国際免許も用意した。(実際に運転したのはずっと同じ2人であったが)。あとは安心のための旅行保険、それから万能のドル建てトラベラーズチェックTCだ。(インスブルックならカードで現金をおろせるATMも多く、リフト券売場でもクレジットカードが使えるので、TCはそれほど利用しなかった。)

その他は国内のパラツアーとほとんど同じ。日程が長いので着替えを多く持っていく。ここで悩んだのが服装だ。ヨーロッパは猛暑と聞いたのでちょっと悩む。でも今はインターネットでチロル各地の天気と気温が直ぐ分かる。雨の日は最低気温が15℃なので、フリースも持っていくことにする。(やっぱり正解だった)

旅の装備

(1)パラザック
機体、ハーネス、ヘルメット、計器類、緊急セットなど普通のフライト道具。
山靴、着替え(暑い日用、寒い日用)、洗面道具。

(2)ショルダーバック
パスポート、チケットなど重要書類、デジカメ、ビデオカメラ、電池などの大切なもの。私はノートパソコンも持って行った。(ミュンヘン空港の荷物検査で「パソコンの電気を入れてみろ」と言われたが)

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