ノイシュバンシュタイン Neuschwanstein



白鳥城

南ドイツの古都フッセンの近くにあるノイシュバンシュタイン城は、ディズニーランドの白雪姫の城のモデルになった芸術作品のような館だ。日本から行くドイツ観光の目玉であるロマンチック街道、その起点フッセンも古い町並みが残されていてディズニーランドのような気がする。

ノイシュバンシュタイン城は19世紀後半に造られた、ほとんど近代の城だ。バイエルン王ルードビッヒ2世が、自身の芸術的満足のため理想の城を造ったと言われている。同時代の大音楽家ワーグナーのオペラの物語にふさわしいロマンチックな城を造ろうとした。



城は岩山の頂上に造られ、バイエルンの平原を見渡すことができる。ルードビッヒ2世は結婚に失敗し、破産を宣告されて40歳代で謎の死をとげてしまう。王の死後、城は一般に公開されることになった。

芸術を偏愛した王の理想を追求した城はおとぎの国の城として世界中に有名になった。今では有名な観光地として日本人の団体観光客も多い。外観だけでなく内部もすばらしい造りだ。妥協なく細部まで豪華に装飾されている。



チケット事情

城の見学はグループ別に分かれガイドがついて部屋をめぐる方式だ。グループはドイツ語、英語、その他とガイドの言葉で分けられている。「その他」のグループは各国語のアナンス装置を各自持って案内を受ける。

チケットを買う時にグループの番号と何時出発か決まる。大変混んでいると出発時間がずいぶん遅くなるようだ。そんなところも何か遊園地のようだ。

チケット売場は山の麓にある。そこでしかチケットが売られない。城の見学時間は夏場は9:00−18:00だが、城まで登る時間を見ておく必要がある。歩くと40分ほどかかる。朝1番に行こうと思うと8:00にはチケットを買う必要がある。



料金は26マルク、城への登り降りに馬車やバスも利用できる。

ノイシュバンシュタイン城のパノラマ(152kB)

ホーエンシュワンガウ城

ルードビッヒ2世が生まれた城。こちらもおとぎ話に出てきそうなロマンチックな雰囲気の城だ。ノイシュバンシュタイン城とは小さな谷を隔てた岩山の上にある。こちらは、歩くのも近く、さほど混まないので行ってみるのも一興だろう。



TOP