コッセン koessen

概要

チロル地方の北東の端、ドイツ国境の直ぐ近くのフライトエリア。単独峰で北側斜面がスキー場になっている。フライトはリフト終点からか、さらに歩いて登って山頂近くの山小屋から出る。標高差は約800mあり広々として眺めがすばらしい。ランディングは広くたいへん飛びやすい。

山頂までハイキングする家族や、老夫婦も多く、テイクオフはギャラリーが多い。バカンスシーズンはドイツからのフライヤーが多いようだ。

テイクオフ

リフト山頂駅のそばのレストハウス近くがテイクオフ地点。北向きに出るときはスキーコースがテイクオフ地点だ。訪れた日は西風だったので、レストハウス上段の崖際の西風テイクオフを使っていた。

西風テイクオフは1機分の幅しかなく、初級者がのんびりラインチェックしたりしている。もちろん上級者はさっさと出るけれど、60歳を越える年輩のフライヤーも目についた。特にむずかしいテイクオフではないが、風が弱いとちょっと緊張する。



ランディング

ゴンドラ乗り場の東側にある牧草地がフリーフライトのランディングだ。牧草地を半分に仕切っていて、広さは80m×150m程度。仕切の外にランディングすると農家の親父さんにしかられる。プレッシャーは感じないが目標物がないので、ぼんやり降りるとアウトランしてしまう恐れあり。スクールのランディングはゴンドラ乗り場から100mほど離れたスクールのそばの牧草地だ。

リフト

名称 ホックコッセン Hochkoessen
料金 ATS 135(パラ)
ATS 175(一般往復)
営業時間 9:30-16:30



アクセス

ミュンヘンからインスブルックへ向かうアウトバーンの59番インターOberaudorfを降りて東向きコッセンkoessen方向へ進む。約20kmでコッセン市街へ。山上エルのでゴンドラ乗り場はすぐわかる。
駐車場は広い。

コッセン詳細地図(147kB)

エリア全体の雰囲気はホックコッセン鳥瞰図(109KB)が分かりやすい。

感想

単独峰で眺めがよく、大変飛びやすいエリアだ。飛んだ日はうすい高曇りでまあまあのコンディションだった。午前中はぶっ飛びだったが、午後には西斜面のサーマルが良くなって長時間飛べた。トップアウトすると遠くのチロルアルプスの山が見える。時間帯によっては西のサーマルが荒れることもあるようだ。

夕方には北側からアーベントのサーマルが出て、ゆったり観光ができた。ミュンヘンから比較的近く、ゆったり楽しめるエリアだ。

テイクオフの映像asf形式 (63KB)

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