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Only you..... ◇Act1◇ と付き合い出してから2年。 今でも、付き合い出した頃と変わらず、 のことが好き。 ううん。 を想う気持ちは、もっと大きくなっていると思う。 お互いがお互いを必要とする。 一緒にいると凄く落ち着く。 大切な人・・・・・。 でも、一緒にいることで少しずつ我侭になっていく。 わたしが我侭を言うたび、 は困った顔をする。 わかってるのに言ってしまう。 自惚れもあったのかもしれない。 わたしが を、一番苦しめていた・・・・・。 きっかけは凄く些細なこと。 のお仕事が決まった日の事だった。 「俺、しばらくニューヨークに行く事になった。」 「え?しばらくってどのくらい?」 「1ヶ月、ぐらい・・・・・。」 「そんなに?」 「ああ・・・・・。」 いつもと変わらない、学校帰り。 今日は、 のモデルの仕事も休み。 わたしのバイトもお休みだった。 一緒に手を繋いで歩く。 楽しい時間。 付き合い出してから、2年も経つのに、いまだに に手を握られただけで、ドキドキする。 の大きくて、少し冷たい手。 何度も、体をあわせたこともある。 でも、 の手は特別で、いつもドキドキしてしまう。 手を繋いでいると、 に守られているような気がして、凄く安心する。 大好きな手・・・・・。 繋いでいた手に、少し力が入った。 1ヶ月も と離れ離れになるのはイヤ。 でも、そんなことは言えない。 「1ヶ月かぁ。 に会えないの寂しいな。でも、お仕事だもんね?仕方ないよね。」 「悪い・・・・・。」 「ううん。たまには連絡してね。」 「ああ・・・・・。 が、起きてる時間に仕事終わったら電話する。」 「あ、そっかぁ、時差あるんだもんね。今回はどんなお仕事なの?」 「雑誌の撮影。」 「撮影に1ヶ月もかかるんだぁ。大変だね。」 「ああ・・・・・今回は、俺だけじゃナイから・・・・・。」 「そう、なの?」 「若いモデル集めて、特集組んだって言ってた。」 わたしの口から、勝手に言葉が出ていた。 言ってしまったらきっと はイヤな思いをする。 でも、我慢できなかった。 「じゃあ、綺麗な女のモデルさんとかも一緒なんだぁ。」 こんなイヤな言い方。 きっと困ったと思う。 これは嫉妬。 のお仕事、理解してあげなくちゃいけない。 でも、止まらない。 「楽しそうでいいね。」 「・・・・・・・・・・・・。」 からの答えはなかった。 顔も見たことナイ女の人に嫉妬する。 素直に行かないでって言うことも出来ない。 を困らせているわたし。 は、人と接するのが苦手。 楽しいわけナイ。 きっと、 は、最初断ったと思う。 わかってるのに、口から勝手に言葉が出ていく。 それから、 が口を開くことはなかった。 そんな を見て、わたしも話しかける事ができない。 握られた手に、力が入る。 何度も話しかけようと思った。 でも、 の横顔を見ると怖くて、勇気が出てこなかった。 真っ直ぐ前を向いて、わたしの顔を見ようとしない。 怒ってる・・・・・。 あたりまえだよね。 の事が好き。 大切だから独占したい。 わたしだけを見て欲しい。 一緒にいればいるほど、独占欲は強くなっていく。 素直になれなくて、酷い言葉だけを投げつける。 そして、 のことを苦しめている・・・・・。 無言のまま、自分の家に着く。 繋がれていた手が離れていく。 「じゃあ・・・・・。」 「・・・・・ありがとう。」 一度も振り返らずに、 は帰っていった。 その日の夜、毎日かかってくる、 からの電話。 いくら待っても、かかってくることはなかった・・・・・。 to be continued..... 2003.2.14 くみ |