リスパダールの麻薬性

制作者:KrK (Knuth for Kludge)

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※すべて個人の体験談です。

自分は鬱病にかかっており、意味もなく猛烈に死にたくなることがある。

理論的に考えて生きていたくないという結論に達しているわけではなく、本当は死にたくない。だが「抗っても眠いものは眠い」のと同様の感覚で、「死にたくないけど、死にたいという欲求が出る」状態である。これが物凄く辛い。「辛いから死にたい」のではなく、「死にたいから辛い」のである。

そんな時劇薬であるリスパダール(リスペリドン)を飲むと、死にたいという考えが浮かんだままなのは変わりないのに、それが辛く感じなくなり、一時的に楽になる。ものの1~2分で、比喩表現ではなく本当に目の前が明るくなる。

しかし、その後、仕事どころではなくなる程ダルくなるので、家でしか飲めない。が、まぁ、とりあえず家にいるときは寝てしまえばよいこともあり、お守りにはなる。

しかし問題は依存性である。その後数日間、仕事中でも何でも、物凄くリスパダールを飲みたくなる。死にたいという考えもなく、ほんの少し違和感を感じるだけで。最初に処方されたときはその危険性も分からずどんどん飲んで体調を崩し、数日間会社を休んでしまった。

はたして麻薬とどう違うのか、という疑問が浮かんでくる。昔は薬、今は覚醒剤であるヒロポン(メタンフェタミン)とどう違うのであろうか?そう考えるとほとんど飲むことができず、お守り以上の役割を果たしていないのが現実である。

※なお、薬が効くことで「死にたいという考えが辛くなくなる」ので、ある意味危険な状態なんだそうです。


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