macOS 簡易まとめ
制作者:KrK (Knuth for Kludge)
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雑多
Classic Mac OS
System 1
- 1984/01/24
- 白黒
- シングルタスク
- ディレクトリが無い「MFS(Machintosh File System)」
- 「System ?」の名称は後付け
System 2
- 1985/04
- ディレクトリ機能を持つ「HFS(Hierarchical File System)」
- ネットワーク機能および通信プロトコル「AppleTalk」
System 3/漢字Talk 1
- 1986/01
- 正式にHFSに切り替え
- SCSIポートをサポート
- データ共有機能「AppleShare」
System 4/漢字Talk 2
- 1987/01
- ハードディスクに対応
- カラーディスプレイに対応
- 漢字Talk2にて、ゴシック体「Osaka」を初搭載
- ClassicMacのキラーアプリ「HyperCard」が発売される
System 5
- 1987/10
- Finderバージョンは「6.0」
- 「System 5は存在しない」との情報も
System 6/漢字Talk 6
- 1988/04
- 疑似マルチタスク環境が利用できるようになる
- まだノンプリエンプティブな設計だった
- 24bitフルカラーが扱えるようになる
- TrueTypeが採用される
- QuickTimeによりマルチメディアデータを扱う環境が整う
system 7/漢字Talk 7
- 1991/05/13
- システム大刷新
- ハードウェア的には68K系からPowerPCへの移行期
- システムが32bitクリーンになった
- 真のマルチタスクとなった
- 画面デザインがカラー化された
- 多言語対応が始まる
- 仮想メモリにより最大4GBのメモリ空間にアクセスできるように
- ドラッグ・アンド・ドロップの標準化が行われた
- MacTCPとOpenTransportによりインターネットに本格対応
Mac OS 7.6
- 1997/01/07
- 初めて「Mac OS」の名が付く
- ハードウェアとOSを区分するため
- 一時期存在した互換機対応のためと言われる
Mac OS 8
- 1997/09/26
- Mac OS Xまでの「つなぎ」として開発された
- PowerPCへの最適化
- Finderをマルチスレッド化
- デスクトップに壁紙機能を追加
- ウィンドウのデザインを変更できる「appearance」
- Ctrl+クリックによるコンテキストメニューを追加
- 8.6でUSBに対応
Mac OS 9
- 1999/10/23
- Mac OS Xへの「橋渡し」を担ったバージョン
- Mac OS Xとの互換性を意識した機能が盛り込まれた
- プリエンプティブマルチタスク
- マルチユーザーに対応
- セキュリティを向上させる「keychain」
- インターネットへの親和性をより高めた
OS X
Mac OS X Public Beta
- 2000/09/13
- BSDベースのUNIX互換OS
- OPENSTEPの技術とClassic Mac OSの技術を融合
- プリエンプティブマルチタスク
- 新インターフェイス「Aqua」と「Dock」
- 従来のMac OSから使い勝手が大きく変化した
- 従来のMac OSと比較すると安定性が劇的に向上
- コードネーム「Siam」
Mac OS X v10.0
- 2001/01/12
- まだ完成度は低かった
- 動作が非常に重かった
- 対応アプリケーションも少なかった
- コードネーム「Cheetah」
Mac OS X v10.1
- 2001/07/18
- DVD再生機能など多くのアプリを追加
- 高速化
- Dockの不満点を解消
- 実用的に使える初めての版と言われる
- コードネーム「Puma」
Mac OS X v10.2 Jaguar
- 2002/05/06
- パフォーマンスを大幅に改善
- 起動時間が飛躍的に短縮
- インスタントメッセージ「iChat」
- Windowsとのファイル共有機能を強化
- ビデオを高速化
- OS名にコード名が入るようになった
- 日本では商標の関係で「Jaguar」無し
Mac OS X v10.3 Panther
- 2003/06/23
- 高速化し、大幅にパフォーマンスが改善
- Finderの使い勝手に改良が施される
- ウィンドウマネージャ「Exposé」
- ウェブブラウザ「Safari」
- Windowsとの相互運用性が大幅に向上
- デザイン・出版分野への導入が徐々に進み始める
Mac OS X v10.4 Tiger
- 2004/05/04
- アプリケーション実行環境「Dashboard」
- 高速なメタデータ検索機能「Spotlight」
- 操作を簡単に自動実行できる「Automator」
Mac OS X v10.5 Leopard
- 2006/06/26
- 64bitアプリに完全対応した「Cocoa」
- Dockが「3D Dock」に
- 仮想デスクトップ環境「Spaces」
- Windowsとのデュアルブート環境を実現する「Boot Camp」
- オートバックアップ機能「Time Machine」
- Classic環境が利用できなくなった
Mac OS X v10.6 Snow Leopard
- 2008/06/09
- 新機能よりも、パフォーマンスと安定性に注力
- オペレーティングシステム全体が大幅に小さくなった
- ほとんどのシステム付属アプリケーションが64bit化
Mac OS X v10.7 Lion
- 2010/10/20
- Mac App Store
- ウインドウのフルスクリーン表示
- 64bit CPUでのみ動くようになった
OS X 10.8 Mountain Lion
- 2012/02/16
- iMessage、メモなどiOSアプリが追加された
OS X 10.9 Mavericks
- 2013/06/10
- 無償となった
- iCloudとの統合に重点が置かれている
- iBooks、マップなどiOSアプリが追加された
- Finderにタブ機能が追加された
OS X 10.10 Yosemite
- 2014/06/02
- iOSのデザインを採用
- デスクトップOSとしての機能がさらに洗練された
- 3D Dockを廃止
OS X 10.11 El Capitan
- 2015/06/09
- 機能更新ではなく、メンテナンスリリースとなった
- エクスペリエンスの洗練とパフォーマンスの向上
macOS
macOS 10.12 Sierra
- 2016/06/13
- バーチャルアシスタント「Siri」
- デバイス間で共有される「Universal Clipboard 」
- どこでも同じデスクトップが利用できる「Desktop and Documents Sync」
- HFSが廃止された
macOS 10.13 High Sierra
- 2017/06/05
- APFS(Apple File System)に対応
- 統合VRテクノロジーに対応
- 日本語入力を改善
macOS 10.14 Mojave
- 2018/06/05
- ダークモードを採用
- Mac App Storeを大幅リニューアル
- ニュース、ボイスメモなどのiOSアプリを搭載
macOS 10.15 Catalina
- 2019/06/03
- iPadOSからのアプリの移植を容易に行える「Project Catalyst」
- 32bitアプリケーションが起動しなくなった
- APFSが必須になった
macOS 11 Big Sur
- 2020/06/22
- ユーザーインターフェースが大幅に変更された
- iPadOSスタイルの簡素化されたドックインターフェイス
- 統合されたツールバーを導入
- アプリケーションアイコンがiOSのRound Rect準拠に
- 開発者によって許可されたiOSとiPadOSのアプリが動作するようになった
macOS 12 Monterey
- 2021/06/07
- 1つのキーボードとマウスで複数のMacを操作できる「Universal Control」
- 画像内の文字を機械認識する「Live Text」
- 低電力モード
macOS 13 Ventura
- 2022/06/06
- ウィンドウとアプリを画面左側に整理する「Stage Manager」
- ウェブなどをパスワード不要にする「Passkey」
macOS 14 Sonoma
- 2023/09/26
- 生産性を高める多数の新機能を追加
- ゲーム専用のCPU/GPUパフォーマンス「Game Mode」
macOS 15 Sequoia
- 2024/09/16
- iPhoneミラーリング機能
- Safariに要約機能を追加
- ウィンドウのタイル表示
- 新たなパスワード管理アプリ
最終更新:2024/10/18
主要参考文献
- エミュレータ研究室別冊 Windowsで楽しむMacintosh大図鑑
主要参考ページ
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