■ 函館市がホームページ上に公表(函館市ホームページのトップ

3種混合(MMR)ワクチン(有効期限切れ使用)の報道について
3種混合(MMR−おたふくかぜ,風しん,はしか)ワクチンを有効期限後に接種していたとの報道が平成15年2月7日付北海道新聞に掲載され,その内容は平成4年9月までの有効期限である「統一株ワクチン」を平成5年4月まで接種していたとのことでありますが,函館市では平成4年7月以降,「統一株ワクチン」は使用しておりませんのでお知らせします。
市立函館保健所健康増進課母子保健係  п@32−1533

http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/information/sanshukongou.htm

掲載日は2月7日となっている。報道当日かなりの問い合わせがあったものと思われる。

■ 「厚生省、当時のデータ紛失」 日本経済新聞社 03.2.7

有効期限切れ新三種混合ワクチンを1900人に接種

 副作用が多発したため1993年4月に接種が中止となった新三種混合(MMR)ワクチンをめぐり、中止までの7カ月間に約1900人に対して有効期限の切れたワクチンが接種された疑いがあることが6日、分かった。10都道府県で行われていた可能性があるという。

 当時、厚生労働省にこうしたデータは届いていたが、一般に公表していなかった。当時のデータを紛失したため、同省は都道府県に対して事実関係を確認している。

 MMRワクチンは、はしか、おたふくかぜ、風疹(ふうしん)を1回の接種で予防できるとして89年に導入された。当初、統一株と呼ばれるワクチンが使われたが、無菌性髄膜炎の副作用の多発でメーカーが91年に製造を中止。最終有効期限は92年9月だった。 (07:04)

■ 熊本県が聞き取り調査へ(熊本日日新聞

地域のニュース 2003年2月8日 06:43

期限切れワクチン接種問題で県が聞き取り調査着手

 副作用の多発で一九九三(平成五)年四月に接種中止になった新三種混合ワクチン(MMR)のうち、有効期限が切れた統一株と呼ばれるワクチンが接種された疑いが明るみになったが、熊本県は七日、全国最多の八百一人の接種を確認したことから、当時担当していた県職員や予防接種をした開業医の聞き取り調査に入った。

 統一株のMMRは、武田薬品工業、北里研究所、阪大微生物病研究所のメーカー三社が共同製造し、八九年四月から予防接種に使われた。三社がワクチンを独自に製造できるようになったため、共同製造は九一年十月に中止。ワクチンの最終有効期限は九二年九月だった。

 ところが、熊本県では有効期限切れ後の九二年十月から九三年四月まで七カ月間、八百一人が統一株のワクチンを接種。月別では、九三年一月の百七十四人が最多、同年四月の五十人が最少。その後、各メーカーの自社株ワクチンを使った。

 旧厚生省は当時、三カ月ごとにMMRの接種状況を各都道府県に報告するよう要請。熊本県も各市町村に接種月別の接種人数を集計した報告書を提出していた。

 県健康増進課によると、接種前にワクチンのロット番号(製造年月日)などを記入する個別の「予診表」は、大半の市町村が原則五年間の保存後に破棄したとし、ロット番号の確認はできないとしている。

 MMR導入後の副作用の発生は、八九年九月から九二年四月までに一〜二歳の男児三人がいずれも無菌性髄膜炎を発症した報告が残されているという。その後、副作用の発症例は報告されていないとしている。

■ 協和診療所(東京都府中市)のホームページ
2003.02.07 Fri. Fine
 昨日入荷したインフルエンザの迅速診断キットが30名分あり、なおかつ抗インフルエンザ薬もあるので、今日はかなり気分的に楽に診療が出来ました。相変わらず高熱や関節・筋肉痛を訴える患者さんは多いのですが、その中にもそこそこの数のインフルエンザ患者さんがおり、今は抗インフルエンザ薬を3日分ずつ処方しています。経験的に3日間で抗インフルエンザ薬を追加しなければならなかった患者さんは皆無、今のところ翌日には痛み、発熱は治まり、急増していると云われる肺炎や脳症を起こす患者さんを私自身は経験していません。現在のインフルエンザ迅速診断キットはA型、B型を区別することが出来、A型インフルエンザの患者さんにはシンメトレルを処方するつもりですが、どうやら今年は流行当初からややB型が優勢、タミフル又はリレンザを出さないといけないようです。当院で残りのインフルエンザの迅速診断キットが50名弱、抗インフルエンザ薬も各種合わせて30名分ほどあるようですが、これで何とか2月中旬まで持たないでしょうか?(決して当院にはあるから来てくださいとホームページで呼びかけているわけではありません、念のため) A型、B型を区別することが出来るインフルエンザ迅速診断キットは、今のものが使用期限は2003年10月まで、来シーズンは使えないので、まずはこれから使うことにしています。当院ではキチンと使用期限を過ぎたものは破棄しています。今日の新聞では90年代初めのMMRワクチンは期限切れのものが使用されていたと報道されていますが、それに対する国側のコメントは”効果に問題はない”とのこと。そう云う問題ではないのですが、私個人的には例え無駄になってもそれだけのリスク、ストレスを感じながら期限切れの薬剤を使うくらいなら、いっそ捨ててしまった方が安いと考えています。水痘ワクチン、50%ブドウ糖液(なければ緊急時に対応できない)、静注用の消炎鎮痛剤、淋病用の塩酸スペクチノマイシンなどは何本捨てたか分かりません。これも集めれば結構な金額になると思いますが。

クル、やっと官僚の天下りが如何に社会に弊害をもたらすかと云う事実を暴露する番組が出たかと云う想いで観ていました。無駄な箱もののひどいありさま、税金で豪勢な海外観光旅行をし、幼稚な報告書しか書けない実態。そして官僚の時給。小泉さんの報酬を労働時間で割った時給が約2万円なのに対して、天下った官僚OBの時給は43万円以上、ちなみに私も自分の所得からザッと計算してみましたが、私の時給は1万円ちょっとでした。要は天下り禁止法が出来ればすぐに解決する問題、しかしその寄生虫どもをたよりにする一般企業がたくさんあることも忘れてはいけない事実のようです。結論は今日の日記の書き出しと同じ”棺桶”と云うことになりますか? ある政治評論家は縛り首と云っていましたが。