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鳥居本は元々、農・林業や川での漁業を生業とする集落だった。その歴史はかなり古く、室町時代にさかのぼるという。愛宕街道沿いに茅葺き屋根が並ぶ。 |
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しかしその後、鳥居本は愛宕山詣での門前町としての性格を強めていく。街道沿いには茶店などが立ち並んだ。その結果、都市的な町家の並びと農村的な景観が集落内で共存するという独特の町並みが形成された。 |
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市内と嵯峨野を結ぶ京福電車。たった一両で懸命に走る。京津線が地下鉄になった今、京都らしい趣のある唯一の市内電車となった。鳥居本までは終点嵐山から徒歩二十分。戦前には鳥居本にも駅があったが、現在は廃止されている。 |